コンテナハウスのDIYについて

実は「コンテナハウス」に関しては「DIY」というテーマでの検索がとても多いのです。多分「コンテナ」を使えば自分たちで(SELF BUILD)ガレージや住居や別荘・隠れ家が作れるのではないかという少し「夢の入った」ステキな期待のもとでの検索だろうと思われます。

その考えは決して外れていません。「建築物」を作ることは一般の方々にとって最も難しい所は「構造体」をまず作る事に大きなハードルがあるからです。そこを「コンテナ」で作ってしまえば、あとはなんとかなるのではないだろうかという期待だと推察します。

一方で日本国国家は、世界でもなかなか高度な国家ですから、国民の皆さんの住まいや、何かにつけての活動の拠点となる「建物」に対して、国の責任において「安全・安心」な建物を作ってもらうように指導しなければなりません。その法律が「建築基準法」というものです。

建築物を作るのであれば、それを建てる地域の特性に合わせて適用される「建築基準法や都市計画法あるいは関連法規」が定められているので、それを守って作ってください。というわけなのです。その手続きが「建築確認申請」という事ですから、余計な縛りではなく、国民の安全や、資産を守る意味での「お世話」をしてくれているわけです。

さてそこまで理解したとして、コンテナハウスはその上でも非常に皆さんのミカタになれる可能性を秘めています。冒頭で出てきたように「難しい構造体がすぐに手に入る」からです。ただし、このWEBにあちこちに書いてあるように「海洋輸送用コンテナ」は「建築物にするには不適当」なので、建築基準法に合わせた作りになっている我々が開発した「建築用コンテナ」を使う事にした方が最もハードルが低くなるでしょう。

当社は「コンテナハウス」の設計をし、皆さんのために施工の面倒まで見ることが元々の目的なので、「DIY」を進めるパーツ供給会社ではありません。しかしながら、多くの要望に応えて、コンテナの供給をすることはやぶさかではありません。また、はじめにお書きしましたように建築物には「建築確認申請」という設計した「建築物」の審査をする項目が入りますので、その部分はどうしても一般の方には出来ない部分ですから当社の「建築士」がご希望の方の設計方針を聞いて「建築確認申請」をし、それが「OK」 になって、コンテナを提供し、設計通り、今度は皆さんがDIYで結構ですが(電気工事などどうしても資格を持った方が工事しなければならないところもあります)、内装工事など仕上げて、「完了検査」という検査を受けて「合格」したら「使用が開始出来る」ようになり、あなたの資産として日本国が受け入れるという事になります。

DIYとはいえ、そこまでしなければならないので、一筋縄では行きませんが出来ないことではありません。「腕に覚えのある方」「腕に自信のある方」でなくても出来る可能性はありますが、そこはわたくしどもでは判断出来ませんので、ご自身の判断と覚悟のもとでお願いいたします。

というわけで、DIYの可能性のあるものをハードルの低いものから掲載していこうと思います。