コーチング_第1章_基礎編_004_成長は最大の攻撃力!忘れないで

A-004 成長は最大の攻撃力!忘れないで。

「開業」という目標は現在の目標ではあるけど、オープンしたときろが本当のスタートライン。成長していく事が何者にも侵略されないパワーの源です。開業は着地点ではなく、本当のスタートラインだと言うことを忘れないでください。

開業を目標に動いているときは、店づくりが終わり、店がオープンするとき一つの着地点へ到達することが出来たという事になります。でも、事業的にはこの時が本当のスタートポイントですね。ここからあなたは店の営業成績を毎日、毎月、毎年成長させていく事に邁進していくことになります。「成長すること」は実は大変な努力が必要になります。そもそも何故成長させなければならないのでしょう。とりあえず下がることさえなかったら、横這いでもいいのでは?と考えることも出来るような気がします。

実は成長していくことは、あなたにとっても、店を手伝うスタッフにとっても非常に重要なモチベーションの源になるのです。人は変わらない環境の中に居続けたいとは考えません。毎年少しづつでも昇給があり、自分のスキルアップに対する評価がされ、人に認められているという確認が出来ないと生きていく価値を見出せなくなります。あなた自身の給与も昇給していかねば毎年同じ事の繰り返しをしていると思うと少しずつ疲れてくるのです。その昇給はもちろん、いろいろな事業戦略やプロモーションをうちながら成長を続けるには「成長」の部分がないと新たな手も打つことが出来ません。

「成長」の要素に何があるでしょう。それは何かしらの「変化」の元にしか考えることが出来ません。
・スキルのアップによる効率化
・スキルアップによる商品力の向上
・接客スキルの向上による顧客満足度の向上
・研究の成果によるコスト策滅
・売上アップによる仕入れ量の増加による単価のダウン交渉
・事業戦略による客単価増加
・事業戦略による客数アップ戦略
・ショップの改装などによるイメージの向上

どれを取っても何かしらの変化の元に「成長」は生まれてくるのです。その変化にはコストがかからないものとかかるものがある事にも気づいておきましょう。
あなたは今、これらの努力の元にいないと、成長や向上に関する努力を忘れた瞬間、とどまることさえ出来なくなります。それはあらゆる競合相手がその努力をしているために、あるいは時間の経過と共に時代性に変化があるために、あなたは取り残されていくからです。そして下降の一途をたどることになります。下りのエスカレーターを歩いて昇るようなものです。それなりのスピードで昇れば現状維持。止まった瞬間から下ってしまう。エスカレータの下りていくスピードは「周りの成長スピード」そのスピードより速く昇ることだけが上へ行く事が出来る唯一の手段となります。

本日のコーチング
不断の努力によって成長をしないと、止まったとたんに周りから置いていかれる。しかし成長を始めればあらゆる事がいい方向へ回転し始める。その差は大きい。