コーチング_第5章_「店のデザイン」_007_デザインが出来るデザイナーは少数

E-007.デザインが出来るデザイナーは少数
設計士と呼ばれる人の中には、とても技術には詳しい人もいます。住宅空間にはめっぽう強い人もいますが、商業施設系に関しては極端にその数が減ります。ただ、別にインテリアデザイナーという職種の人が関わることもありますがビジネスとデザインを連動して考えることが出来る人は一握りです。

店舗開発と計画推進のポイント
店舗開発は本来「カフェ経営者」の考えることではないような気がしているでしょうか?だとしたらそれは大きなまちがいです。お店の経営に一切タッチしない黙々と料理を作るだけの人であればそれは結構ですが、あなたは自分の店を持つ「経営者」だったり、今からその「経営者」になる人間だとしたら「店舗開発」はあなたの仕事の一部ですし、非常に重要な要素でもあるのです。

建築家やデザイナーを選択するという必要が出てくるのですが、なかなかそのような場面に出会わないことからどうやって見つけたらいいのか分からないのが一般的です。街の工務店や店装屋さんでは「設計家」や「デザイナー」を抱えているところはほとんどありません。ただ、提携して業務をやっている「設計家」や「デザイナー」と繋がっている所は多いでしょう。店舗の企画・設計については「工事する人」以前にこれらの計画を行う人材の質がとても大きな要素となります。必ずそれら計画屋さんと直接会えるようにしてもらい、話をしっかりとするべきでしょう。

一般的には「設計家」や「デザイナー」は何でも設計出来ると皆さんは考えるでしょう。出来なくはありませんが、「設計業」を営んでいる人の多くは色々な物件・業態に関して特定のジャンルだけ設計しているわけではないということと、カフェ経営者にも実際には腕のピンキリがあるように「設計家」や「デザイナー」にも事実上の腕のピンキリはあるのです。そして有名デザイナーになるとクライアントのために設計しているのではなく、自分のデザイン意欲を満足させるためにデザインしているという雰囲気の方も多いのです。

カフェを今までデザインしたことのない「設計家」や「デザイナー」に、あまり予見を与えずに描いてもらったとしましょう。出てくる図面やスケッチは決まってFC店のようで、デザインテイストはパリ風かスタバ風です。それが一般的な「カフェ」のイメージだからなのです。リーテールカフェの空間はそうでしょうか?

時代を読みくだく能力が「経営者」には非常に重要な要素です。店舗を開発することについても大きなエネルギーを割くことになりますが、店舗が完成してからも時代は流れていきます。完成してから先も常に世の中の流れを読みとり、手を加えていく事について積極的であることが必要です。あなたが作るカフェ空間もそうであるように「進化」をし続けることが「店舗」を活き活きと見せることになります。「進化」は地域密着型商売であるカフェとしては「地域の食文化意識を持ったライフスタイル」のリーダーとして認識していただけることによって可能となります。事業戦略の中にそれを実現する方法論が組み込まれるべきでしょう。総合的には、「店舗開発」を行うときにあなたの「経済活動」そして「文化活動」として総合的な計画が作られる大きなきっかけとなります。そこまで含めて「カフェを運営すること」ということが出来るでしょう。

本日のコーチE-001
あなたがプロデユーサーとなって店のデザインの方向性を語らないと、デザイナーさんは実は意外とあなたの事を理解せずにデザインを進める能無しです(爆)

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