ハイエンドコンテナハウス講座

ハイエンドコンテナハウス講座

ハイエンドのコンテナハウスとは何でしょう。わたくしたちは「使い古された海洋輸送用コンテナを利用して居住用や倉庫やその他の用途に利用したりする事」、その思想(リユース)そのものを否定している訳ではありません。ただ「建築物」としてコンテナを使う場合に、法規を遵守し、安心安全な資産として皆様が利用出来るように、まずはガイドラインに沿って計画せねばなりません。その観点から言うと、海洋輸送用コンテナを建築に積極的に利用する事は出来ないのです。

建築基準法をクリアした最初の「組み合わせ型」コンテナハウス。デベロップ製建築用コンテナ。

わたくしたちはまた「建築」はアートだと信じて行動をしています。「アート」の概念はそれぞれの考え方があるものですが、基本的に人間として「感動を分かち合えるもの」と考えています。「わたくしたちの中に潜む自由な表現の発露」こそがアートの源です。それは、空間を造ろうとする時、誰でも持っている気持ち・感情ではないかと思います。

その感情を素直に表現し、そこにこだわりの機能を持たせていく作業を我々は「設計・デザイン活動」だと思っています。建築の要素には多くの因子が含まれています。それらの要素はあまりにも多く、その完全なソリューションを作ることはとても難しいことですが、皆様_クライアントの方々と一緒に構築していきたいと思っています。

ハーフハイトコンテナ+ハイブリッド工法で吹き抜けを持つコンテナ

なので、少しばかり他社よりは「デザインオリエンテッド」な思潮の中で活動しているかも知れません。わたくしどもは、長年コンテナを研究してまいりました。確かに最初の取り掛かりでは「輸送用コンテナの改造」から入りました。しかしながら、実際に「改造」をやってみると「建築に使える躯体ではない」事をすぐに理解し、オリジナルの建築用躯体となり得るコンテナを開発したのです

ハーフハイトコンテナの吹き抜けを持つ宿泊施設

それから20年。コンテナサイズである事の意義はこのコンテンツの中でまたお伝えしますが、最も特徴的な事は「ロジスティクスの概念を内包する建築用コンテナ」を開発し、改良に改良を重ね今日に至っています。その「ハイエンドな建築用コンテナ」の「物語」がこちらの「現代コンテナ建築研究所」という活動していく物語です。わたくしどもの想いが伝わればと思います。

ハイブリッド工法の拝所の物件のカフェ。
ハイブリッド+横倒しプロポーションコンテナを使った宿泊施設
2段積みの5M超の吹き抜けを持つ「メルセデスベンツ」ネクストステージ
大屋根のハイブリッド構造体を持つ「日本テレビ」のカフェ
ハイブリッド構造を一部に使ったキャンティレバーのショップ