共同住宅としての卓越性

共同住宅なんか作れるの?って。写真はWIKIPEDIAから抜いたMVRDV(ニーデルランド)の作品写真です。この雑多で楽しげなコードは、概ねバルコニーの多様な展開と、普通なかなか考えない(いや、考えたりはするけど実現しない色使いだったりする)。

ネーデルランドは奇才レム・コールハースの事務所から輩出された建築家たちが、ある種異彩を放つ不思議な国だ。コンテナハウスにある種同じコードを感じる作品がある。また、実際にコンテナ方式の作品もある。

日本の建築基準法の中で細いフレームを使って「コンテナとしても認められ、ラーメン構造としてもぎりぎり成り立つカタチでフレームを作っても、普通の作りでは4階程度が限界値」である。コンテナばかり作っているとたまにはドッカーンと太いコラムなりH鋼なり使って10階を超えるくらいのものを作りたくなるのは建築屋の習性だろうか。大きな日本製の鋼材の梁などを見るとその表面の表情にほれぼれする。

ともあれ、コンテナに共同住宅は可能なのだ。しかもいくつか大きな卓越性がある。

バルコニーを入れて約20㎡程度のワンルームや1K程度の部屋が20FEET1.5台で可能だ。
(20FEETX2本で1室のプランもあります。)

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寮やシェアハウスなら20FEET1本で個室は成り立ちます。
(ワンルームマンションには自治体によっては面積が足りないかも知れません)

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40FEETX1本を1室に使えばワンルームマンションが成り立ちます。