移設可能カフェ_一つの定番プラン(20FEET_highbrid_plan)

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コンテナハウスでカフェをやりたいという希望は多い。
比較的ローコストで建設出来そうだということと、敷地の状況、廻りの環境が建設時と変わって、立地として適当でなくなった場合に移設が可能かも知れないという期待、あるいはそのビジュアルも、ある種のテイストのカフェには適当ではないかという期待からだと考える。

この例はかなり積極的な意味で「可動性」に期待をされている。実際に3〜5年程で他所に移設の計画があるからだ。その時の再生率は金額にして70%程度。さすがに地中埋設分の基礎や設備は持って行く訳にはいかない。

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プラン的には20FEETのコンテナを両脇に配し、その間を梁で繋ぎ、在来工法で屋根を掛けコンテナ間も室内化している。
これによって、コンテナは2本しか使っていないが、4.5本分の空間を創り出している。
すなわち、2.5本分はコンテナを使わずに空間を創り出している。4.5本使うよりも少々ローコスト化は出来る。

それに加え、カタチとしての変化もつけられるのでデザイン的にも面白い効果が出せる。
開放的な大空間が出来る事もそれを助ける。

我が社ではこれを「ハイブリッド工法」と呼んでいる。工期は約3週間。
すべてコンテナで作るプランよりも、現場工事が増えるので少々工期はかかるが内装工事並みの工期である。工事費も内装工事並みである。

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