はいむるぶしとコンテナハウス

南の島から「コンテナハウス」はオファーがよくかかる。

理由は解っている。島にはそのスケールによっては建設会社が多いとは言いがたい。沖縄本島などであれば補助金も多く、公共事業はまだ多いが、離島となると、ビジネスとして成り立つのはマリンゼネコン系などが公共事業の発注を受けるくらいだ。小笠原系などはまだ「東京都」だから公共事業のインフラ事業、つまり土木工事などはまだある。しかし、民間の「住宅」や「宿泊事業」などではそれを建設してくれる会社すら乏しくなる。

そんな時「コンテナハウス」は一つのソリューションとなり得る。

作り上げて「船に乗せて=コンテナだから」運ぶ。届け先では「基礎工事」と「設備系の繋ぎ込み」はあるものの、本体の工事は出来上がって持ってくるから現地での工務店依存度は極めて低い。いざという時は施工期間は短いので職人を連れて行く。本土で作り上げる本体価格は「本土価格」そのものだ。もちろん最終的に「船で運び、現地の敷地まで運び、設置する」という作業には輸送コストも発生するが、もともと「離島建築」はすべからく「輸送費がモノに覆い被さっている」ので、それらの価格よりはうんと低価格で実現可能だ。南大東島などでは建築費は本土の3〜4倍と聞く。コンテナハウスは輸送してもそんなに高価な状態にはならないので離島からのオファーも多いのだ。

「はいむるぶし」が改装工事を行った。ちょっとだけ手伝わせて頂いた。ガーデンレストランのドリンクバーにコンテナハウスを使ってもらった。なかなか可愛いモノが出来たと思う。その可能性を感じてくれたクライアントが設計担当の日建設計に依頼して採用が決まったらしい。

実際、これらが建っている離島からはよく問い合せがやってくる。沖縄本島はもとより、久米島、八重山諸島の石垣島、宮古島、鳩間島、小浜島、太平洋側の小笠原諸島、父島、母島、・・・・・事実施工は可能だ。

コンテナ2台で100平米まで作れる(驚)

おっちゃん(あ、筆者の事です)のための沖縄仕事場。

あ、飯場(はんば)です。それなりの大きさの現場です。
私はそこの飯炊きです(爆)

最近はこのパッケージディール方式のヴァリエーションプランしか描いてないんじゃないかという疑惑(爆)

でも画期的。
コンテナ2台で100平米まで作れる(驚)
ハイブリッド工法とイクステンション工法を使いパッケージディールするという強引な企画です。100平米はこのパターンじゃないと厳しいですが、そこまで拡張できるシステムになっているというところが、他社にはない特徴です。2台分の予算では出来ません(爆)けど、100平方メートルというと、コンテナ7.4台分の面積です。7.4台使うよりは700万くらい安く出来ます。

飯場=はんば(google解説によると・・・)
土木工事や鉱山の現場にある、労働者の合宿所。また、そこに頭(かしら)が配下の労働者を宿らせ、支配する仕組み(爆)

という時代錯誤な解説。
今や、かしらが「作業員様の宿泊施設を準備しなければ作業員様には来ていただけないので、その宿舎を準備させ得ていただく」という作業員様に支配されている件。

さて、ふざけていますが、このプランを見て色々と妄想が広がるあなた。あなたはコンテナハウスのオーナーにふさわしい。あなたのやりたい事をどうぞお伝えください。

怪鳥のいる島

怪鳥のいる島

「ビーグル号航海記」知ってる?
そして「進化の兆し」について

ガラパゴスを訪れた「ダーウィン」が記した、ガラパゴスの生物の記録である。生物の種について深い考察をしたダーウィンはその後「進化論」を発表する事になる。独自の進化を遂げたガラパゴスの島々の生物たちの観察によって。生物の種とは当時信じられていたように不変な物ではなく、変化しうるのではないかと考えるようになった。

概ね進化論は正しかったが、その後の研究では「進化」のきっかけは現在は「突然変異」が大きなトリガーとなっているという事実は多くの研究者が認めている。つまり高い木の葉も食べられるようにジラフの首が少しずつ長くなったという考え方は難しく、突然変異によって長い首のジラフ(あ、キリンのことです)が生まれ、突然変異はDNAに組み込まれるため、補食するのに適した長い首のジラフが生き残り、やがてジラフはその遺伝子を持つ子孫が繁栄し、首が長いジラフしかいなくなったという考え方だ。ジラフで進化中の首が中くらいのジラフがいたとしたら、中くらい首の化石や白骨化死体などが見つからない事によって気づいたというのだ。そうか、生き残るために少しづつ長くなったのね。って教えられたぜっ!俺の幼き時代!オトナは嘘つきなんだから。

孤独な島「ガラパゴス」では、島の中だけで固有の進化をしたものだから、独自の進化を遂げ、特有の種が多く存在するという結果にたどり着いたのだが、長い間、それらの種以外の生物にさらされないものだから、海を越えて「新たな種」がやって来たりする事は、実はコワイ事件(今までの種の絶滅など)に繋がったりすることがあるらしい。

まるで遭遇した事もない「種」がもし天敵的な脅威を持っていた時には、あっという間に「絶滅の危機」に立たされるというのだ。確かにそれは今回身を持って知ったわけです。いまだに脅威です。とても解るわけです。

「よゐこ」ばかりの都会の「私立小学校」に、九州の炭坑町から「洟垂れ(ハナタレ)の空手得意な乱暴やさぐれガキ」(あー、そうさ、田舎育ちさ)。が間違えて転入試験を突破し、編入して来たら「よゐこ」達はひとたまりもない。私立小学校をガラパゴスと言っています。よゐこたちは一人のやさぐれガキに絶滅の危機に立たされるのは間違いない。

「独自の、独特の文化の中で、高度な成長を遂げた」というと、何かピンと来るものがありませんか?そうです。日本国です。これは「生物」の話ではありません。日本と書いて「ガラパゴス」と読んでもいいのです(爆)。日本企業の技術やサービスが、日本市場の中だけで高度に発展してしまう様子を言っている訳です。技術やサービスが特殊化しその結果、日本企業の海外進出が難しくなるばかりか、日本市場の危機も招いてしまう。どうやらそこはもう解ってきたようです。

おまけに日本国は小学生から英語を教えているのに、こんなに英語が上達しない国民も少ないのかも知れない。それはある学者によれば「日本語の文法」が大きく邪魔をしているという話も聞いた事があるが定かではない。それらの障壁もあいまってさらにガラパゴス化が進んだわけですね。

例えば、i-phoneの衝撃。そらやって来た「天敵的外来種」だ。黒船だー!。日本の携帯市場これであっという間に崩壊しました。もっとスマートに携帯端末も造ろうよ。メカゴジラみたいないわゆるガラケー(これガラクタの意味ではなく、最初は「ガラパゴス的携帯」から来てますのよ。)そんなものばかり造ってバカじゃないの?しかし、i-phoneは適切な例ではなかったかも知れない。ホンモノの天才スティーブンジョブスが相手じゃかなわない。i-phoneを使いながら「Macのメールの着信音と同じだねー」なんて言っているあなた。これはもともとMacのオリジナル音なんです。だってi-phoneはApple社なんでっせ。IBM互換機ばかりのWINDOWS時代になっても、Macだけは元気に生き残っている。その生命力にスティーブンジョブスの天才を感じないなんて、やっぱあなたは盗人(ぬすっと)ゲイツのマシンでも使ってなさい。

あ、話がそれちまったぜ。
そんな事は既に過去にもあったよ。NECの「独自規格」がIBM互換機にやぶれ独自規格を撤廃した。それまでは日本ではガラパゴスPC-9800の独壇場だったけどね。世界に通用するものを造って行こうよというわかりやすい話ですね。

さて、日本の「坂本龍馬くん」ほらほら君たちだよ。現代の政界にも「坂本龍馬」気取りも沢山いるし、オレ、人生まるで「さかもっちゃん」みたいと思っている経済界や、テクノクラートのあーた。早く日本ばどうかしてくれんね。ぼくは、そろそろベトナムなどに出かけ、中国の工場がもうコンテナは造っちゃらんばい。っていわはったら困るけん、新たな活路を探しとかんといかんとたい。

でもオレ、田舎生まれのやさぐれ育ちやから、そんなこと平気なんや。中国でも、ベトナムでもカンボジアでもどこにでも行くとばい。じゃね。ガラパゴス島の日本人さん。

ここから、華僑的人生絶賛論 (日本が生き残るために)

華僑(かきょう)は、中華人民共和国の中国共産党政府の定義によると、「中国大陸・台湾・香港・マカオ以外の国家・地域に移住しながらも、中国の国籍を持つ漢民族」を指す呼称である。外国籍取得者の華人に対しても使用されることがある。中国を愛し、中国の家族も大切にしながら、国際的に活躍するある意味インターナショナルピーポー(爆)である。

いや、もう日本人の生き方はそれしかないよ。華僑の気持ちになって華僑的生き方、日本版華僑人生を進めよう。中国にも色々学ぶ事は多いのだよ。いろいろ日本の皮肉も書くけど私がどんなに国粋主義者で帝国主義者(爆)かは知っている人は知っているでしょう。

日本がしぼんで行く前に、愛するのなら日本をどう支えるか本気で考えなくては日本の限界はそこ迄来ていると感じる事はありませんか?またしても「外敵」から狙われたのは「ガラパゴス日本」ではなく、世界ガラパゴス連合国だったけどな、今まで存在しなかったものが現れるとホントに世の中騒然となり、瀕死の状態になる。鎖国をしながら世界で戦わなければならないというこの異常な事態をどう感じますか?

でもね、これは「進化の兆し」ととらないといけません。これを機に進化する僕たち。DNAに強制的に話しかけて、新たな素養を作り出しましょう。そうなりましょう。そのためにガラパゴスの話を書きました。この話、コロナの話だったのよ、気づいてた?

あ、私のビーグル号はどこ? どこにでもあります。