コンテナ都市型住居3階建屋上付

都市型というのは、建蔽率も高く、隣家との距離も人が入るのがやっというようなレベルの詰まり方が不思議ではないような地域で、快適な生活が可能なように「光」や「風」が入るようなプランをした、京の町家がお手本になっているようなタイプの住居を言います。

着工時はお隣は駐車場で「空き地」でしたが竣工時にはお隣の駐車場にも建物が着工しました。都心部はそうやってお互いが「谷間」になっていってしまいます。そうなっても、光や風が入る快適な住居の設計を心がけています。

実際に、このような凹の場所が作られ、そこには光が差し込み、風が通る「光庭」が設定してあります。

3階建なのですが、別に1フロアは小さいんです。1Fはガレージ。特に「クルマ」好きのクライアントさんなので、その1階のガレージには2台の車が収容可能です。(縦列型ですけどね)。

2・3階が生活空間。

コンテナのガレージ

「コンテナとガレージ」まさにオトコ達にはたまらないテーマです。

このマッチングの良さは理論的に説明がつきます。
ガレージというのは工業製品の頂点である「クルマ」
そしてそれはライフスタイルを象徴するアイコンでもあります。
そのクルマが持っている裏のデザイン的コードがコンテナとぴったり重なるのです。
コンテナの怪しげな感じ、その硬い表情、その工業製品感、そのROCK感です。

しかしながら残念なことにクルマはコンテナそのものにぴったり収まりますが
ぴったりすぎて一旦コンテナに入れると「ヒト」はクルマの扉が開けられずに出て来られません(爆)

さて、下の写真をみてください。
これは「ガレージハウス」です。
コンテナを両サイドに置き、その間を鉄骨で繋いでいます(写真は工場での仮組み)
そうしますと、クルマが2大入る程度のスパンを確保出来
しかも床側にコンテナの梁が出て来ないので、スムースに車庫内に出入り出来るガレージが作れるのです。

工事中の写真まで掲載しています。
住居と一緒になっておりますので、完成系はこの物件では失礼します。

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さて、「コンテナのガレージハウス」としてはTVでもWEBでも度々出てくる「TSUNODA☆BASE」
あまりにも有名で、色々なWEBで出てきますが
この物件はオーナーの「角田」氏と当社が長い打ち合わせの期間を経て作り上げた物件で
他の掲載WEBは全く関係ないのでお気をつけください。
いかにも作ったような書き方がよく出来るのものです(爆)。

20FEETX7本を使っています。1階に20FEET X3本を縦に
2階に20FEETをX4本横に、それも形をみますとわかるように
下のコンテナの「端」に上のコンテナを載せています。
載せるために下のコンテナには「柱」が普通よりも4本多く取り付けられています。
そこでラーメンのボックス同士がピンジョイントで連結されるようになっているのです。

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さて掲載した2物件はなかなか本格派でそれなりの施工費がかかっています。
もっと簡単に、あるいは「別荘」をコンテナガレージにして趣味を深めてみたいなど
思ってらっしゃる方に少しづつリーズナブルなガレージプランも準備いたしましょう。

ガレージハウスのカテゴリーも準備しましたので今後掲載を増やしていきたいと思います。

ボクはこのクルマでいいんですけど・・・・

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ジョンクーパーがMINIを自分のガレージで開発して、
ラリーに送り込み
こんな小さなクルマがラリーで走れるわけないだろうと皆が笑っていた。
そしてラリーはMINIの圧勝が続き、嘲笑った人たちからは嘲笑いが消え
だんだんと賞賛の声と顔に変わっていった。
そしてMINIの時代がやって来た。

BMWとデザインした「John Cooper Worksのためのガレージデザイン」です。
実際には作られませんでしたが
楽しくデザインさせてもらいました。

そんなの作ろう!

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現代コンテナ建築研究所

コンテナガレージを作る | 004_賃貸のガレージハウス(コンテナ_ハイブリッド工法)

「熱狂的な支持者」:エンスージアスト(enthusiast)に送る、「賃貸物件投資用_ガレージハウス」デザイナーズハウス。そんな物件を待ってる方も多いと思います。

この企画は実は「20FEET_コンテナ1台で40.64㎡」を叩き出している。
20FEET_container1台は約13.5㎡です。
つまり1台できっちり3台分の面積を確保しています。
1台分の金額では出来ませんが、3台使用時よりもかなりリーズナブルです。
まあ本土で600万/戸くらいでしょうか。(最小単位3戸:最終戸は55㎡で1000万:つまり合計2400万)
(基礎・インフラ・現調しないとわからない事は未参入、現地への輸送費除く)

そのマジックは(防火処理はしなければならないものの)界壁を共用している事もあるし、それによってハイブリッドが可能になっています。
「LIVINGが車庫」(爆)。もちろん車入れなくても成り立つプランですが、ここではガレージという事で。

クルマのエンスーたちはそのくらいクルマを愛してらっしゃいます。

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コンテナガレージを作る | 002(コンテナ_イクスパンション工法)

コンテナ単体でガレージを作る方法があり、当社ではそれを供給する事が出来る事を前回の記事で書きました。今度は「イクスパンション方式」という方法です。

さてこの写真をご覧ください。
これは実は「安倍さんというハイレベルな日本を代表する醸造家」にオーダーを受けて設計した「ワイナリー」です。
受賞歴多数で本当に美味しい日本のワインを作られています(ドメーヌ茅ヶ岳)是非一度。この醸造所でも販売していただけます。

20FEETコンテナX3台で作られています。
建物の右端をご覧ください。下の建築中の写真だとよくわかりますが、
コンテナで作られた「ガレージ」が端に装備されています。
ここに「クルマ」が入るガレージなのです。
でも実はここは「コンテナ」ではありません。
コンテナから伸長された鉄骨によって作られた「ガレージ空間」なんです。
本体と同じデザインテイストで作るために「壁」はコンテナのコルゲートパネルで作られています。
コンテナから建物まで全て設計するので出来るワザです。
コンテナ用の壁材などももちろん入荷できます。
これが当社の「イクステンション工法」です。

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この方法を使うことでもで「オシャレなガレージ」しかも愛するクルマを見ながらお茶を飲んだり、ちょっとクルマをいじったりする余裕の空間も一緒に作れるのです。まさに「ガレージライフ」のためのガレージがコンテナで作れるのです。

ではもっと夢を持っていただくために「別荘型ミニマムガレージハウス」の設計例をお見せしましょう。
ガレージを別荘地で楽しもうという企画です。
箱根の山道を攻めたあと、プライベートな小さな別荘でBBQでもやりながら、1週間の疲れを癒しましょう。
自然の中でグランピング的な週末生活を出来ます。
とりあえず表記しているクルマのサイズは「クラウン」レベルです。

ガレージ4
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別荘としては素敵な「デッキライフ」_アウトドアバスもいいよね。

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コンテナガレージを作る | 003(コンテナ_ハイブリッド工法)

コンテナを複数組み合わせて「夢のガレージ」が作れます。

No.001で説明したように、コンテナ単独でガレージを作る時には「横倒し型」(特注)で作る事が出来ます。No.002では、コンテナ1台に「イクスパンション」の部材を使ってガレージを作る方法を解説しました。次は2台以上を使って「余裕のあるガレージ」と「楽しみな空間づくり」を考えてみます。イクスパンション工法と違って今回の方法は「ハイブリッド工法」と呼んでいます。

それは細かい事を省きますとこういう事です。コンテナ2台を「車が入る寸法を開けて」設置し、「繋いで、繋いだ部分をガレージにする」という方法です。この空間にも屋根をかけ建築物の一部とします。この方法ですと、1台専用の大きさでも出来ますし、2台までは格納できる大きさにもする事が可能です。最大の柱間寸法は「5999mm」です1台分約2500mmですから余裕で格納可能です。

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この方法のさらに高度な積み方で作ったガレージがこちらの「tsunoda☆base」です。
色々なサイトで掲載されていますが(爆)私共の仕事です。現在、もっとも日本で最高峰のコンテナガレージでしょう。基礎に「地中梁」が入ってラーメン構造が成立しています。このコンテナとコンテナの間にはコンテナの「梁」がないので「ガレージ」として使いやすいアプローチが出来ます。上記の写真のように最小2台の20FEETコンテナでカッコいいガレージを作る事が出来ます。その場合の「サンプルプラン」を掲載しておきましょう。

ガレージとリビングが一体になったクルマ好きのためのコンテナガレージ別荘

画像クリックで拡大できます

ガレージ5

ここからは「tsunoda☆base」

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コンテナガレージを作る |DIYでガレージを作る(コンテナ1台)

大事な「マシン」専用のコンテナガレージをDIYで作ろう。

写真のコンテナは20FEETの背高コンテナです。これではなく「横倒し型」のコンテナでガレージを作りましょう。基本は「建築物」になるので、「建築確認申請」はしなければなりません。それはこちらで引き受けますので、ちゃんと届け出ましょう。

下の写真の右側のコンテナが「横倒しプロポーションのコンテナ」です。このプロポーションなら「クルマを格納」する事が出来ます。無理やり横倒しにしたのではなく、横倒しで使う方向用に作られています。運ぶ時は「一般の方向で運び」ます。スゴイ技です。

オーダーメイドですから、一部ガラス張りにしてクルマを眺められるようにしたいとか、そのような要望にも応えられます。完全に「鉄板」だけにして大事なクルマを「鉄壁の守り」にする事ももちろん可能です。写真は「断熱材」が吹き付けられています。
そのくらいの事はやっておきたいですが、そうすると、中の壁も仕上げたくなり、コストはアップします。いや、このまま断熱材が見えていてもいいよ。という事であれば、それはそれで可能で、断熱性能は確保出来ます。

下の写真の一番左のコンテナ扉。「このコンテナ扉」はコンテナらしいアイコンの一つです。ガレージの扉はこれにする事が可能です。少々開け閉めは大変です。シャッターにする事も出来ます。とりあえず「このコンテナ扉」が一番リーズナブルです。

さて、アフターコロナ・withコロナの特集(仕事空間・宿泊空間)を掲載しました。こちらもどうぞ。