離島建築のもう一つの方法

当社の離島建築には「2種類」のタイプがあります。
一つは「コンテナの中に展開用の鉄骨を格納」し、徹底的に輸送費を低減させ、現地で展開拡張するタイプ。

もう一つは「徹底的に仕上げて輸送」し、現地での工数を徹底的に低減するタイプの二つです。

ここに掲載しているものは「後者」の徹底的に仕上げて運び原始の工数を低減させるタイプ。

どちらも離島に対してコストの低減を図るタイプです。工期は後者の方がさらに有利ですが、大きめのタイプには不向きです。コンテナ1台から2台のプランに最適。

仕上げて運ぶ「離島建築」のタイプもスタートしましたのでどうぞご用命ください。

コンテナハウスを作るということ

鉄の部品を作ってそれをアッセンブリーして行くのですが、作り出すものは「鉄の集積」ではなく、人が住む住空間なわけですから、その中で気持ちよく過ごせなければならないわけです。当たり前ですね。

この物件の現場工事も間もなく始まります。YouTubeに記録していきますから「YouTube」も見て、「こうやってできて行くのか」と言うのをトレースしていただけますとウレシイです。今は、最終的な空間のテイストを考えながら、仕上げの方法などを考えていきます。

YouTubeも全く宣伝はしていませんが、ジワジワご登録いただいている方も増えてきました。どんなコンテナハウス屋さんより面白い記事で溢れていきます。だってコンテナハウスのストーリーテラーは現代コンテナ建築研究所しかありませんやん。

もう少ししたらArtist_Akiko_Iwaiがナレーションする「コンテナハウス講座」も始まります。

どの物件でも、設備も快適であれば嬉しいですから、その事も考えます。鉄のアッセンブリー図には出ていませんが、この物件はプールもつきますので、その演出方法なども考えています。

鉄のような硬いものを扱いながら、作っているものは空間のSOFTなのですよね。

溶融亜鉛メッキのコンテナハウス_パーツ

サーファーの家。
きらめく鉄のパーツたち。

海が近いので全ての部材が「溶融亜鉛メッキ」されました。こんな事をしているのは「現代コンテナ建築研究所」 だけ。だと思う(爆)。

溶融亜鉛メッキと言うのは、ほら、高校生の化学の時間で習ったでしょ「イオン化傾向」と言う金属の元素の陽イオンになろうとする性質に金属によって違いがあり、その順番に並べたものです。「リッチに貸そうかな まあ当てにすんな 酷すぎる借金」と言うやつです。あ、わたしの事といえばそうもいえますが、原子の陽イオンになる順番です。

で陽イオンになりやすい「亜鉛」で鉄を包んでやると、鉄が錆びるのを防ぎながら、亜鉛の方から酸化するのですが、これまた酸化被膜が亜鉛自身の酸化も防ぐのでとっても長持ちするというとてもステキな処理なのです。そうね、5倍以上長持ちかな。

これからパーツ同士を溶接で繋いでいく工程に入ります。
丁寧です。はい。やるべきことは淡々と。

常識を超えたサイズの扇風機が「ゆっくり」とまわり、外部の心地よい空気を送り込んでくる。
BBQを楽しむプライベートデッキでは3方が囲まれた半屋外だ。この風が煙などあっという間に飛ばしてくれる。
それより何より、なんだか不思議なロック空間だけど、空気はいつもキモチイイ。

という仕掛け用の細工でございます。
すまん。まためちゃくちゃかっこいいものができそうだ。アーティストはね、未来の映像が見えてくるの・・・。
でもね、これをやらせてくれるオーナーもすごいと思うよ。

離島建築のもう一つのカタチ_コンテナハウスを完成させて運ぶ方式。

離島建築のもう一つのカタチとして「コンテナの内装を完成させて運ぶ」という方法を「沖縄県地域」では確立いたしました。今まで、コンテナの中に展開用の「鉄骨」を梱包し、島嶼に運んだ後、現地で展開するという方法を確立していますが、大型の物件にはその方法が適切なのですが、小型の「タイニーハウス系」には、今回の「ユニットは完成させてから運び、現地で接続の仕上げを行う」という方法をもう一つの「離島建築の方法」として確立しました。

この方法はさらに設置現場での工数を激減させる事が出来、慢性的に不足する島嶼の職人不足に対応することが出来ます。

20FEETX2台、もしくは3台のプランを準備しています。またそのプランのバリエーションを含めますと10種ほどのパターンがあります。現在「沖縄県域」に対応できるようになりました。早速「久米島」にそのタイプを設置するプロジェクトは始まりました。動き始めましたので、またレポートしたいと思います。

下の図面は20FEETX2台_3台のバリエーションのパターンです。

当社へ注文する方法と流れ

コンテナハウスを建てようと思ったら、下の図をご覧ください。フローチャートに従って進めばあなたの建てるコンテナハウスを考える流れがわかります。

離島建築(宮古島市伊良部島)

離島建築システムとして確立したシステムを使い、現地で展開する鋼材も自身のコンテナの中に梱包し、コンテナとして輸送することによって、輸送コストを格段に下げ、コンテナが現地で構造的にも「展開拡張」することによって、単純なコンテナの箱を並べるというような作りではなく、複雑で魅力ある形として展開していく。

この計画は今始まった(2023/06)計画なので、今後もその建築工程を掲載していきたいと思う。基本的にはすでに発表している「奥伊勢」の「僻地建築システム」として建築したものと酷似しているが、その「連棟バージョン」となる。

下の写真は「奥伊勢」の宿泊施設

わんちゃん天国

舞台は三重県大台町「トヨタ三重宮川山林」

「ワンコの森あそび」の舞台となるのは、奥伊勢と呼ばれるエリア(三重県 中南部)のユネスコエコパークのまち大台町にあるトヨタ三重宮川山林。

ここは、トヨタ自動車株式会社が取り組む
社会貢献活動のひとつとして、2007年から山林再生に取り組まれてきた森です。1,700ha以上(東京ドーム約360個分)の広大な森の中には、遊歩道や観察デッキなどが設置され、�間伐された山林の様子などを見学することができます。
大台町は明治期から林業が行われてきた宮川の上流域で、かつて伊勢神宮の式年遷宮に使うヒノキを出していた歴史ある林業の地です。林業を支える整備された山林と、何度も水質日本一に選ばれた清流宮川があります。

「宮川ブルー」と呼ばれるこの清流の色、必見です。

(現代コンテナ建築研究所@shibuya_tokyo

https://i-container.jp


大屋和彦(コンテナ研究家のおっちゃん)
自分はアーティストだと思っています(爆)

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グランピング向け20FEETX1台_規格モデル発売

コンテナグランピングの構想を組んだ時、利用出来る面積からコンテナを1台では無理、または2台でなんとか、あるいはもっとそれ以上とコンテナの数が増え、結果的には「収支」が成り立たないと諦める場合があるだろう。

20FEETX1台で宿泊施設を成り立たせる方法が生まれた。ハイキューブコンテナを、横倒しのプロポーションで作る「LAY_DOWN方式」だ。コンテナの平面的縦横サイズは、ノーマルの使い方をした時、外形ではW2438mmXL6058mmXH2896mmだ。これでは内装のサイズはW2100XL5720XH2450程度、ワイドはベッドを入れたらなんとか入るサイズ。ベッド2台を並べることはできない。これを横倒し型で使うとW2550XL5720XH2150で使える。

ベッド2台が使いやすく入るサイズになる。天井高さが低くなるが、実際のモデルを見ると、意外と気づかない方が多いくらいで、実用上困る寸法ではない。それのデッキをつけると解放感も増し、快適な居住空間となる。

上記クリックで「A3版」のカタログがダウンロードできます。

爆発的人気のレイダウンコンテナ20FEET

爆発的人気の、まさに「神コンテナ」「LAY_DOWN_20FEET_container」による20FEETX1台で居室が成立するという、画期的「発明」。20FEET_ハイキューブが横倒しのプロポーションで作られている。もちろんムリに横倒しにしたのではなく、横倒しにした時に「構造が成立」するように設計してある。マネしたいだろうが残念ながらPAT.申請してある(爆)。20FEETX1台で16.5m2になり、それにデッキをつけると、2人部屋で余裕だ。ハイデッキ(高床式)も、ステージ感が出て最高さ。おまけに設備配管が自由だし、床下を風が吹き抜けて気持ちいい。