コーチング_第1章_基礎編_010_銀行定期積立預金を始めてみよう

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カフェ開業コーチング1-2/10

A-010 銀行定期積立預金を始めてみよう
例えば「開業」を考えたその月からでも「銀行」(信用金庫がいい)で積立定期でも始めましょう。自己資金を計画的に積み上げるというような計画的行動は、誰が見ても「正しい」行動です。そのような客観的事実の積み上げを始めましょう。

何処やらの焼鳥屋チェーン店でもこういう話がありましたね。フランチャイズで経営権をお借りする時でさえ、契約金100万円を支払うときに通帳を持参させるという。そして、「100万円」と入金記帳された通帳を持ってきた奴とは契約しない、こつこつこつこつ毎月少しずつでも入金して100万にして持ってきた奴だけと契約する。そうなんです、フランチャイズ、本人の独創性や個性や特異性を全く必要としない、ただそろいの制服とそろいの店舗の中におとなしくおさまればよいフランチャイズオーナーになるのでさえも「本気と計画性を見せろ」と要求されるのです、そんな本気と計画性があるならなぜわざわざフランチャイズなんかの雇われオーナーになるのかという根本的な疑問はさておき・・・。

さてあなたも日々貯金しています?こつこつためていますか? 本気で開業と思っているなら、今やっている仕事のお給料はほとんど全額ためていますか?どのくらい開業までに資金を用意する予定ですか?いくら?いくらですか?実家が大金持ちでポンと5000万円おかあちゃまが出してくれるならまぁ何も言うことないし、話したくもございませんが、ごく普通のまっとうな開業希望者であるならば、宝くじに当たるか、あったこともない資産家の親戚が唯一血のつながりがあったあなたに遺産を残さない限り自分でためるしかないのです。さぁいくらためるつもりですか?何年で?どうやって?いくらずつ?

当然おおかたの人は開業時に銀行や公庫から借金するでしょう。その時に銀行はあなたの熱意を正当に判断するか。「するわけない」 泣き叫びたいほどカフェが好きでも(笑)、狂って死んでしまうまで料理が作りたくてたまらなくても、「カフェをやりなさい」という神の御声が聞こえるとしても、地獄のような修業時代を過ごし、奴隷のようにいろいろなカフェを渡り歩いても、20年いや30年専門学校でみっちり(いや、無駄に)勉強しても、銀行はあなたの熱意など買わない。あなたの返済能力だけを買う。すばらしい料理を作れる前途ある才能あふれるカフェ開業予定者にお金を貸したいのではなく、ちゃらんぽらんなどうでもいいような料理しか出来なくても返済能力があり担保も保証人もある奴にだけ貸したいのです。 くやしいね、でも自分の開業資金をこつこつためたり、資金繰りを計画したり出来ないならば、そこで冷たく「貸せません」と言ってくれる銀行はよい歯止めかも知れません。

開業したらあなたの思わぬお金が次から次へとおもしろいぐらいにわいて出ていきます。それはそれは本当に笑うほどです。どんなに貯めておいても多すぎる事はありません。理想としては開業時に必要な資金全部をすでに貯金し、銀行からはきちんと全額借り計画的に返していき、最初に貯めたお金は「いざ」という時のためにとっておく・・ぐらいが、正しい開業への計画です、いや冗談抜きに。 というわけで子供の頃からお年玉をちゃんと貯めて次の正月まで計画的に使えた人が開業に向いているかも知れません。えーそんなーって? 大丈夫、一攫千金やあぶく銭での開業は「かなりの確率で失敗」しますから。 安心してこつこつ貯めましょう。

今日のコーチングポイントA-010

計画的に物事を進めることが出来るという性格は非常に大切です。それは事業戦略を立てるとか、その検証をするといったビジネス的レベルの前に、かなり性格をそこまで持ってきておく必要があります。