わずか10㎡のコンテナハウスには「わけ」がある

20FEETコンテナの建築基準法上の面積は13.27㎡程度ですが、このコンテナハウスは一部の屋根板が貼られていなくて、延床面積は9.99㎡になっている。

室内はちょうど日本人的に言えば「6畳間」の空間だ。会議テーブルを置き、6人から8人の会議が可能だ。実際にこのコンテナハウスは「会議室」だ。

3連棟は少し角度を変えながら設置された
入り口部分は浮いていて、サッシ部分の柱のところで基礎に緊結されている
アプローチの階段
設置された時の写真

当社にはこの面積で「宿泊施設バージョン」がある。しかも「シャワー・トイレ・洗濯機置き場・ロフトベッド・ミニキッチン」をつけてさらに4畳半程度のスペースがある。

宿泊施設バージョン

20FEETで完結するという「最小限住宅」的作りは「小屋」的ノリでどこかそそるものがあるが、もう少し面積はなんとかならないものがという問いかけに対しては、このハイキューブコンテナを横倒しにしたプロポーションで使う16㎡バージョンというのもある。このパターンは実際に「戸建て型宿泊施設」としては最小でありながら、実際に使い勝手もいいパターンが構成できる。究極の「コンテナハウス」だと考えている。どちらも単独コンテナとしては究極バージョンである。