コーチング_第3章_お店の企画_2/10 街をめぐり街の特性を知り尽くす
C-002.街をめぐり街の特性を知り尽くす
実際にどこで開業したいかなどの想いもある程度具体化されているはずです。実施に開業を考える街をしっかり調査しましょう。あなたの事業コンセプトに合う人たちが住んでいる街ですか?街の人々の流れも知っておきましょう。
都市・街の構造は色々な要素で成り立っています。ちょっと考えてみてください。今日は友達と会ってランチでもし、その後ショッピングでもして、夕刻からはさらに複数の友達とジョインして飲み会でもやろうかなと思ったとき思い浮かぶ街区。
将来こんな街に家を建てて住みたいなと思う街区。国民年金やいろいろな役所の手続きをするときに行かねばならないシティーセンターの場所。銀行関係の振り込みや貯金の手続きをしに行くときに銀行などが集まっている街区。新しい車に乗り換えたいなあと思って車を見に行くときに車のディーラーが軒を連ねている地域。
それぞれ何となく違った地域に集まっています。飲食街などもそうですね。
あなたが考えるカフェは何処にあるべきでしょう。
1.住宅街を構成するクラスターの中心かそのインフラセンター(街のコンビニ立地)
2.さらに大きな住区のクラスターを構成する生活用品などを供給する商区域の中(スーパーなどの地域)
3.大きな住区のクラスターとビジネス街区を繋ぐインフラポイント(駅立地)
4.クルマ生活街の場合の郊外商区域の立地
等に分類されます。それぞれがカフェに入る時のきっかけのトリガーを別種のものとして持っている事に気がつくでしょうか?自分が出店したいと考える街の特性を知り尽くしてください。街の人たちの行動パターンを見抜いてください。その中で一番いいポイントに立地することがその後続いていくビジネスの中で「勝ち組」と「負け組」を明確に分けていきます。全てではありませんが、大きなポイントを持つものそれが「立地」です。
不動産屋めぐりもしなければなりません。「カフェをやりたいんですが」といって物件の紹介を受けますが、不動産屋は「カフェならここでしょう」といって物件を紹介することはまずありません。「ここが空いてます」「ここもあります」というように、空いてる物件を見せるだけです。だからあなたが自分の為にどこそこの付近でこんな広さでこんな感じの物件はありませんか?という積極的な注文を付けることによってようやくそういう物件を探してくれるようになります。
コンビニなどがなかなかいいところに物件を出します。あれは不動産屋の紹介などではありません。出店形態にもいろいろありますが、全くのフランチャイズの場合はいい場所の持ち主がコンビニなどの勧誘などを主体として出店するケース。場所は持っているけどその気のない土地の持ち主から土地を借りて上物はコンビニ本部が建て、誰かに運営させるケース。又は本部の直営になるケースなど様々です。そういう積極的場所探しもあり得ます。駐車場になっているような遊休地の持ち主の所にいって借地の交渉をしたりという直接交渉のパターンです。
それくらいの積極さも持っていて欲しい「開業」というシーンではあります。
本日のコーチC-001
あなたが立てた事業理念によって開業地もセレクトされていくことになります。上記したように立地の特性はいろいろあります。その特性を理解し、あなたの事業理念が実現できるところをセレクトし、事業が成り立つように選択して行かねばなりません。そのためには立地は本当に大事なポイントです。よく街を歩き、実体を知り尽くしてください。