コーチング_第3章_お店の企画_005_物件のチェック項目アドバイス

コーチング_第3章_お店の企画_5/10 選定する物件のチェック項目アドバイス(25/100)

実際に開業する物件(決めようとする土地)のチェックは立地などの他に、その物件そのものの状態によって店の作り込みに必要な建設費が結構大きく違ってきます。それらのチェックも限られた予算の中では重要な要素になります。

さて大事な開業物件です。色々悩んで「この物件にしよう」と決断しました。しかし、まだチェックする項目が残っています。一番重要なのはその建物の「給排水のインフラ状態・電気設備の環境」の問題。あるいは「用途地域」「国立公園の指定」「ハザードマップ内の指定」「条例の指定」などのチェックです。基本的には行政の窓口で確認することが出来ますが、行政は縦割りなので、違う部署での指定事項などを伝えてくれない事がありますから、しつこく尋ねてみましょう。
飲食系施設はそれなりの容量の電気を消費します。もしあなたが選んだ物件の場所の電柱にそれに耐えられる容量が来てなかったら電力会社の基本工事が必要で、時間がかかるかも知れません。

もう一つは給排水それも特に「排水」の問題です。下水が整備されているばしならば大きな工事費にはなりませんが、下水がなければCAFEにはかなりの容量の浄化槽が要求されます。必要以上のものにならないように慎重に相談いたしましょう。それらも何とかなるようであればとにかくそんなことを考慮に入れた仮のプランを作っていきます。これは専門家の仕事なので、この時点ではお願いするところを決めておいた方がいいでしょう。というか私に頼むとしましょう(笑)。仮のプランはスケジュールさえ空ければ1日あれば3プランぐらいは作ります。そこで可能なプランがあなたの事業プランにあったものが作れるスペースかどうかという検討です。

プランが出来たら次は表象のデザインですが、それらはどうにでもなる世界ですからやはりプランが最重要です。あなたが描く店舗のイメージに近いものが出来るでしょうか?ここはあなたと設計家の共同作業ですからやりとりをこまめにしながら考えていきましょう。プランを見ただけではわからないでしょうからその場でパース(透視図)等も描いてもらいましょう。イメージイラストレーターなどの専門家に一枚10万円も出して描いてもらう必要もありません。そんな予算の使い道があったら他のことに使いましょう。手書きのスケッチのパースによる検討で充分です。絵も描けないような建築家は多分その人の頭にもデザインは描けていません。ただし描ける人が実は少ないと言うことはお教えしておきましょう。もちろん私ならその場で5分とかからず描いてあげます。

本日のコーチC-001
実際に開業するスペースには素人では解らない項目がいくつもあります。この時点では相談できる専門家を選択しておいて必ず見てもらうようにします。そうしないと契約後にやはりムリなのでやめますといっても、すでに違約金など不必要な出金が発生してしまいますし、なにより労力と時間の無駄が痛い事になります。

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