コーチング_第4章_オープン後のチェック_007_客にとっては「良くて当たり前」

D-007.客にとっては「良くて当たり前」
店の商品で満足していただくことは非常に大切ですが、客にとっては「プロの店」というのは「満足して当たり前」と言う感覚しかありません。満足して当たり前、満足できなかったら「レベルの低い店」となります。

言わなくてももう分かり切っていることですし、あなたがかつてカフェ巡りをしていたときには逆にそう思っていた話です。趣味の世界ではなく、店を構えたカフェが提供するものは「プロの店の商品」です。それは当然、何らかの特徴を持ちながらとても美味しかったり、テクニックが素晴らしかったり、飾り付けが素晴らしかったりと、プロの技を感じるのは当然だと客は思っています。

だから美味しいパスタを出して当たり前。逆に不味かったりしたら大変です。味は好き嫌いもありますから誰もが「素晴らしい」とは言わないでしょうが、多くの人が「美味しいね」と言ってくれるのは重要な要素でなんとかそれで普通ということになります。

当たり前ですから「美味しいこと」はあまり他人には伝えくれません。むしろ「不味い」なんていう負の話は恐ろしく早く、多くの数で伝達されます。ある意味当然期待もするわけですから、裏切られたときの悲しみやいくばく。という精神状態なのでしょう。この口コミ効果の大きさは科学的にも分析されて報告がありますが、いい口コミ効果の10倍以上のパワーとスピードで広がるという報告があるほどです。まさに「悪事千里を走る」ということわざ通りですね。

飲食店は基本的には地域に根ざすものです。地域の人に愛されてなんぼのものなのですが、そんな口コミに支配されたりしてはたまりません。

本日のコーチD-007
「良くて当たり前」と思われていることを再認識しておきましょう。

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