ガラパゴスを訪れた「ダーウィン」が記した、ガラパゴスの生物の記録が「ビーグル号航海記」である。生物の種について深い考察をしたダーウィンはその後「進化論」を発表する事になる。独自の進化を遂げたガラパゴスの島々の生物たちの観察によって。生物の種とは当時信じられていたように不変な物ではなく、変化しうるのではないかと考えるようになった。
概ね進化論は正しかったが、その後の研究では「進化」のきっかけは現在は「突然変異」が大きなトリガーとなっていると考えた方が自然ではないか?という事実は多くの研究者が認めている。つまり高い木の葉も食べられるようにジラフの首が少しずつ長くなったという考え方は難しく、突然変異によって長い首のジラフが生まれ、突然変異はDNAに組み込まれるため、子は首の長い、背の高い木の葉でも、補食するのに適した長い首のジラフが生まれ、生き残り、やがてジラフはその遺伝子を持つ子孫が繁栄し、首が長いジラフしかいなくなったという考え方だ。これはジラフで進化中の首が中くらいのジラフの化石や白骨化死体などが見つからない事によって自然と語られ始めた。
孤独な島「ガラパゴス」では、島の中だけで固有の進化をしたものだから、独自の進化を遂げ特有の種が多く存在するという結果にたどり着いたのだが、長い間、それらの種以外の生物にさらされないものだから、海を越えて「新たな種」がやって来たりする事が実はコワイ事件に繋がったりすることがあるらしい。
まるで遭遇した事もない「種」がもし天敵的な脅威を持っていた時には、あっという間に「絶滅の危機」に立たされるというのだ。確かにそれは解るような気がする。「よゐこ」ばかりの都会の「私立小学校」に、九州の炭坑町から「洟垂れの空手得意な乱暴やさぐれガキ」。が間違えて転入試験を突破し、編入して来たら「よゐこ」達はひとたまりもない。いや、私立小学校がガラパゴスと言っているのではないが、やさぐれガキに絶滅の危機に立たされるのは間違いない。
「独自の、独特の文化の中で、高度な成長を遂げた」というと、何かピンと来るものがありませんか?そうです。日本国です。
これは「生物」の話ではありません。日本と書いて「ガラパゴス」と読んでもいいのです(爆)。日本企業の技術やサービスが、日本市場の中だけで高度に発展してしまう様子を言っている訳です。技術やサービスが特殊化しその結果、日本企業の海外進出が難しくなるばかりか、日本市場の危機も招いてしまう。
おまけに日本国は小学生から英語を教えているのに、こんなに英語が上達しない国民も少ないのかも知れない。それはある学者によれば「日本語の文法」が大きく邪魔をしているという話も聞いた事があるが定かではない。それらの障壁もあいまってさらにガラパゴス化が進む。
i-phoneの衝撃。そらやって来た「天敵的外来種」だ。黒船だー!。i-phoneは適切な例ではなかったかも知れない。ホンモノの天才スティ-ブンジョブスが相手じゃかなわない。IBM互換機ばかりの時代になっても、Macだけは生き残っている。その生命力にスティーブンジョブスの天才を感じないなんて、やっぱあなたは盗人ゲイツのマシンでも使ってなさい。
あ、話がそれてしまいました。そんな事は既に過去にもあったよ。NECの「独自規格」がIBM互換機にやぶれ独自規格を撤廃した。それまではPC-9800の独壇場だったけどね。世界に通用するものを造って行こうよ。さて、ガラパゴス日本の「独自進化技術」たちの中には、世界に通用する技術は多く存在する。概ねガラパゴス的なものとはそれらの技術を使った「サービス」がガラパゴス進化をしているのだ。
華僑的人生絶賛論 (日本が生き残るために)
華僑(かきょう)は、中華人民共和国の中国共産党政府の定義によると、「中国大陸・台湾・香港・マカオ以外の国家・地域に移住しながらも、中国の国籍を持つ漢民族」を指す呼称である。外国籍取得者の華人に対しても使用されることがある。中国を愛し、中国の家族も大切にしながら、国際的に活躍するある意味インターナショナルピーポーである。
世界に張り巡らせられたロジスティクス網、「コンテナのロジスティクス網」はガラパゴスシステムではなく、ワールドワイドシステムだ。建築がその特質を得る事が出来たら、ガラパゴス進化ではなく「ワールドワイド進化」をする事が可能だ。
コンテナハウスは今、世界中で動き出している。ロスアンジェルスの仕事が始まる。