スマートコンテナというジャンル

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当社では、今までにない発想で作られ、ある種の新たな世界を作ろうとしているコンテナで、「輸送」は一つのキーワードにはなっているものの、「運ぶ為のキャリア」を超えたコンテナを「スマートコンテナ」と呼んでいる。当社の場合、おおむねそれは「建築用」ではあるが、建築基準法上の「容器」の概念に属し、「建築基準法」の縛りを受けないものも含まれている。

「容器」にあたるものは、「サーバールーム」・「蓄電池収容型ハイエンド筐体」・「プラント型で非常時以外、人が入らないもの」などがそれにあたる。これらは建築基準法の縛りを受けないのでISO型コンテナでも対応が可能であるが、結局のところそれなりにISOコンテナとは違ってくるので、やはり最初からその用途用のものをデザインして製造している。

建築でありながら、平屋で小規模のもの(4号建築用)のローコストバージョンも実は今開発している。きわめてISOコンテナに酷似しているが、建築基準法37条をクリアする「主要な構造体はJIS鋼材」を使った4号建築用躯体である。そのような開発は他社にはなかなか出来ないであろう。コンテナを知り尽くし、製造環境を整え、海外に赴く事を厭わない性格と不屈のデザインマインドに包まれなければ、ここへはたどり着かない。