この時代「最小限住宅」という問いかけに意味はあるのか
住宅の最も初源的な意味「安全・安息を保ちながら、明日の英気を生み出す」。を確保し、その存在を極限まで煮詰めて行った時住宅はどうなるのか。という「最小限住宅」というテーマで「戦後」日本の建築家達はその内容を極めて行った時代があります。ある意味貧しく、しかしながら希望を抱いて成長する日本を感じながらの時代背景です。そのころアメリカでは「ケーススタディーハウス」という取り組みがおこなわれていました。
20FEETのコンテナのハコを見ると「このハコで何か出来ないだろうか」というのが私どものスタートでした。今はロジスティクスに重きが変わり少々変容していますが20FEETのハコが原点である事は変わりありません。
その20FEETのハコを「ラーメン構造」に置き換え、高さを20FEETでは珍しいHigh_cubeを採用し、JIS鋼材を使用して日本の建築基準法の法規に合致させ今日に至りました。
実は20FEETX1台のみで成立するプランというのはいくつか作ってきました。その利用の方向性、1台で完結するという潔さ、ちょっとおもちゃ的「秘密基地」感は、時々改めてプランを作りたくなる衝動をよびます。
そんな中で、現在の着地点プランが下の図面です。
デッキ生活に逃げた訳ではなく「外部との調和」も考えながらデッキを含め役30㎡の「棲息BOX」をデザインしました。
このプランで良ければ「コンテナボックス」は300万/台でお譲りします。(運送費・基礎・給排水繋ぎ込み・確認申請などの諸経費)は別途・家具・デッキはつきません。