コンテナハウスの一つの魅力は「組み合わせの妙」です。まるでレゴブロックを組み立てて行くように色々な構成を考える事が出来ます。
当社のコンテナは既に「システム建築」として開発されていますので、その事(組み合わせ)にとても自由度を持った設計思想で作られているところがそれをサポートします。
コンテナのユニットは必ずしもきっちり並べて行くだけでなく、コンテナとコンテナの間の空間を調整する事によって微妙な寸法にも対応する事が出来ます。このテクニックが敷地を上手に使いながらプランも自由自在に作り出す基本となっていきます。
20FEETX7本で構成されたこのガレージハウスは1階に20FEETが縦に、20FEETの横幅をあけて配置され、2階に横向きにしたコンテナを4台90度振った状態で載せてある。
この1階の空隙が「ガレージ」として2カ所、シャッターがついている部分が「コンテナの空隙」の場所だ。空隙と言っても20FEETコンテナ2台分以上の空間があり、総合では13本分くらいの床面積を7台で作り出している事になる。
面積がある分それなりの建築費だが、坪単価で言うと、重量鉄骨なのに60万円台の工費だ。(2階の内装はクライアントのセルフビルド)
組み合わせのパターンは今までに色々と作ってきたが、無限に考えられる。比較的クライアント自身も参加出来る作業でもあるので、クライアントも楽しんで計画に参加してくれる事もある。