コンテナならではの特徴を活かしたコンテナハウスの計画「転換点」の「久米島」Y邸。
このパッケージディールが今までにない、コンテナハウス業界にとって「転換点」になると豪語しているのには「訳」があります。
20FEETコンテナ2台でできているこの住宅は、実際の面積は4.5台分の面積を持っている。デッキまで入れれば6台分の面積となります。
この住宅を組み立てるための「鋼材」は、全ての部材がコンテナ2台に入る寸法で設計され、自身のコンテナの中に全材料が格納されて輸送される。つまり、この島(「現場」にやってきた時はシンプルに主構造体の「コンテナ2台」だけが運ばれてくる。
離島でなくてもそうなのだが、コンテナを輸送するにはそれなりの輸送費がかかる(一般建築でも資材の輸送にはコストは発生しているが)。特に離島の場合は船輸送という一般では発生しない輸送コストが発生し、その数字は莫大な輸送コストとなるのです。
今までのコンテナハウスの構造計画のやり方でコンテナだけで構成すると、例えばこれとほぼ同じプランを作るには、6台のコンテナが必要だった。つまりコンテナ4台分を「消した」事になります。久米島に運ぶ場合、1台に対して生産した「中国」からの輸送費で考えると、1台80万円ほどかかる。結果として4X80=320万円コストダウンした事になる。今までは鋼材も輸送用コンテナで別コンテナで運んでいたので、合わせて400万円のコストカットだ。
もちろん「鋼材でハイブリッドな構造で作り出す空間」にコストがかからないわけではないが、間違いなく「輸送コスト」は大きく消滅しているし、その効果は膨大だ。これが離島でなくて一般的立地、「本土の関東近辺」としても、海外からの船輸送と、現場までの陸上輸送コストは4台分で120万ほどがかかるので、その分がコストカットになるのです。この程度の面積の住宅や宿泊施設としては大きなコストダウン効果となります。
この「パッケージディール第一号」の残工事はあと少し、外構工事が残っていますが、建物はほぼ完成し、現場の久米島でももう話題の物件となっています。
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