トヨタのコマーシャルですら、というか、トヨタだからこそ出来ると言えばそうなのですが、ドラえもんが登場しのび太なども登場するテレビコマーシャルは「クルマの宣伝」ではなく「クルマに乗る為に<免許>を取ろう」というコマーシャルがある事をご存知でしょう。免許を持っていないと「クルマを買う」という事すらなくなるので、少子化の時代、新たなエントリー層に対して「まず免許を取ろう」という事になっている時代です。
さて、自動車免許を取ろうという方々は「比較的若年層」つまり大学生や若い社会人。取り分け就職にも優位だろうという事で学生の間に自動車免許を取る方は多いと思われます。なぜなら社会人になってからより、その為の時間は取りやすい環境にあるという事もあるでしょう。おまけに学生の場合「夏休みや春休み期間」という素敵な時間がある訳です。
それに目をつけた自動車学校が考えた戦略が「合宿で自動車免許を取る」というプラン。学生ならでは出来るプランです。あるいは卒業して就職するまでの間などに取るには最適のプランとなります。
基本的には大都市圏に学生は多く、田舎から出てきている学生は故郷に帰って取る事も出来ますが、比較的田舎の宿泊費の安い場所で自動車学校が競ってそのようなプランを出しています。早稲田大学などでは生協の商品にもなっているくらいです。
最近の学生は成長した日本の社会の中で育ってきましたから、そんな合宿免許講習とはいえ「1人部屋」で過ごしたいというのが一般的です。自動車学校も民宿などとタイアップしてやっていましたが、なかなか少子化でこの企画も厳しい時代を迎えており、コスト削減とグレードアップに悩まされています。だんだん外注的なタイアップでは対応は難しくコストのかからない方法はないものかと模索しているのです。
外注型では外注先の利益を含んだ額でしか対応出来ませんから、それなら自社で「宿泊施設も対応してはどうか」という事になってきます。
宿泊施設は「コンテナハウス」の中でも「同じタイプの部屋」を複数作る事になりますが、実は工場で生産するユニット式のコンテナハウスはこのような複数同じタイプというような作りの時にコスト的にはメリットが出やすい方式です。同じものを次々に作り出すのは結構得意だからです。
こうしてコンテナハウス型「宿泊施設ユニット40FEET_type」がデザインされました。 ユニットとしてはなんと一部屋あたりのコストは400万を切ってしまいます。(家具や備品込み) (現地の基礎や設備系の1次側は含まれていません=現地調査をしなければ決まりません)