国産コンテナハウスと国際コンテナハウス

この度諸般の事情で「純国産コンテナ」の開発をします(爆)。当社の長期的戦略の中でもその「予定」はなかったのですが、やんごとなき理由でとりあえずやれるかどうか打ち合わせが始まる。今まで、その(日本で作る)メリットって何もなかったんですがある事情でそれに挑戦しなければならない。

時々国産でやれるのか、あるいは国産で行ければ話は早いのだが、いつもそれは「コスト」によって阻まれて来た。そのコストのハードルは「無視」というプロジェクト。いいんですか?いいんですか?最後にやっぱやめとこって言わないですか?おっちゃんが国粋主義者である事は多くの方が知っておられる。しかしながら国外でコンテナを作っている理由は、実は「国際戦略」のシナリオの中で位置付けられているのだ。

コンテナ建築のもっとも凄い所は、実は「ロジスティクスを内包した建築躯体」という事を私は大きな意味として捉えている。あなたには関係ない事さ(爆)。わたくしどもの視点は「日本国」ではなく、「日本国を含んだ世界」なのです。しかも比較的貧しい後進国を目指している。建築の持つ初源的な「安心安全の住まいを安価に」それらの国に、システムとして供給したいのだ。日本ではコンテナ建築だろうが、在来工法の重量鉄骨だろうがそのコストに大差はない。

工場生産して効率が上がることによるアドバンテージ以外、「やる事はやらねばならない」のだから、大きな差があるはずがないのだ。しかも強烈な「建築基準法」のもとだ。でもそれは「安心安全」のための担保だからやらねばならない。日本ではない地域で「地震」等の災害の心配のない地域では、建築用のコンテナでもさらにシンプルで部材のサイズも抑えられる。

つまりもっとローコストに出来るし、コンテナ建築システムがもっと軽くなったら、「セルフビルドシステム」として供給が出来る。自分たちで建設できる「安心安全」の自助建設システムが出来れば、その事による「仕事」も発生し、単に「寄付」や「協力」による「開発」と違って、その地域そのものの力が増強される。そんなオープン部品としての建築システムに昇華させたいと願っているよ。

最高傑作誕生(workation_model)

コンテナを複数組み合わせて建築物を作るのは当社は朝飯前だが、コンテナのA to Zで言えば、コンテナの単独使いで、どれだけ面白い、あるいは有用な、あるいは感心させられるプランを作れるかは、その開発力・想像力・総合力を示すのに重要なステージだ。

もう20年以上コンテナにこだわっている。その20年の中で生まれた「最高傑作」がこれだ。横倒しプロポーションで作るコンテナ1台完結プランだ。

時代の要求で「ワーケーション」に対応した作りをイメージしている。そして、その「ワーケーション向け」の宿泊施設をやりたいというクライアントに「ピタリ」とはまり、九十九里浜に早速デビューすることとなった。

興味ある方はぜひご覧いただきたい。

マネしたくてもマネできない訳

マネしたくても、出来ない訳。そうです。あまりにも独自の道なので、あなたがこれをコピーすると、「やっぱり、同じ事を考える人がいるんだねえ」では済まずに、「完全に私のマネをしている」という話になります(爆)。すまんが、PAT.も出しておりんす。

20FEET_LAY_DOWN_INDEPENDENCE.BACKSHORE_99

九十九里浜に実施設計をしているこの計画は、まさに時代に適応した「リーゾートオフィス」。ワーケーションのための施設だ。今までは目もくれなかった、そして「ビジネス」としては成り立たなかった場所に、忽然と姿を表す。低廉な価格設定で利用出来る様に、建築そのものも「ローコスト」だ。

その手段として使われたのは「コンテナ横倒しプロポーション」。ハイキューブのコンテナを横倒しにした状態のプロポーションで使う。そうすることによって、20FEET_1台でありながらツインベッドが置けるカタチを作り出すことが出来る。この画期的アイデア、当社だけのPAT.だ。

アフターコロナ時代は「都市の価値」さえ変えていくのです。その始まりをこの目で確かめる事となる。

ダイアモンド_インデペンデント/20FEETカワイイ系別荘&テレワークルーム

最後の(最後の一台)リサイクル躯体を使った「概ね新品の特別作」
DIAMOND_INDEPENDENT
本日発売

早い者勝ち
この状態で
現地工事費用想定(200万くらいかな)は別として
ウワモノ本体(デッキ別)599万円でお渡しします。(太陽光発電、しかも追尾型)20kWバッテリー。iCEL_system付き
あの天才スティーブ・ジョブスの息のかかったバッテリーメーカーでっせ。
ウチとしてちょっと違うのは、「コンテナ外板」=コルゲートパネルを使ってない。というテイストがとっても違うバージョンで、ちょっとカワイイ系です。
超お買い得、別に新築と変わりません。
リサイクル部分は2ヶ月使った「構造体」のみ。
他は全て心臓、もとい、「新造」。

しばらく「単体コンテナデザイン」から外れます。複合型のパッケージディール&ハイブリッドに戻ります。

ご要望があればそれはいつでもどうぞ。

ダイヤモンドユカイ というかカワイイオフグリッドハウス

超レアもの、現代コンテナ建築研究所の「ONE_OFF_デザインタイニーハウス」しかもオフグリッド仕様。1台のみ予約販売。 太陽光発電+リチウムイオンバッテリー10kW実装

ダイアモンドのような先端のデザイン。立体的に生活出来るプラン。僕と彼女は生き残る(爆)

予価730万円(365日X2年間=730)(いや、特に意味はない)
すみません。輸送費、建築確認申請、基礎工事、等の現地工事は別途です。

予約購買希望の方はメールでどうぞ。
instutute.container@gmail.com
現代コンテナ建築研究所:株式会社IMCA

バックショア_99(BACKSHORE_99)ワーケーション宿所

九十九里浜に位置するこの施設は、リモートワークなどの仕事や、もちろん観光の拠点などにも使える「安価な宿泊費」を想定した簡易宿所としてとりあえず「4棟」設置する事となった。

20FEETコンテナ1台で完結するコテージだが、コンテナをよくご存知の方なら、ちょっとプロポーション(平面的なタテヨコ比)が違うのに気付くだろうか。一般的なコンテナだと、室内の短手方向の内法は、ちゃんと断熱などすると、概ね2150mmくらいが限界でなかなかヒューマンなスケールではない(短い)。このプランは「特注のタテヨコの寸法を逆にしたオリジナルコンテナ」であります。もちろん無理やり「横倒しで使う」のではなく」、横倒しした時に構造的に正しい「柱と梁」の関係になっている。それによって室内の短て方向は2600mmほど確保出来るので、なんとなく日本家屋ではお馴染みの1間半を確保出来ている。これを運ぶ時は「普通のコンテナと同じ方向で積んで」くる。

また、コンテナ1台で完結させるという事がものすごくローコスト化に効果を発揮する。タイニーな1台完結コンテナハウスに期待してくれたまえ。

この1間半という寸法ががもたらすプランの自由度は大きく、何年も悩んで色々なプランのソリューションを探って来たが、これによっていくつもの悩みが吹き飛んだほどである。ただ、いいことばかりではなく、天井高さが低くなる。CH=2150mm.一般の住宅では2300から2400mmくらいが一般的なので、かなり低めだ。この方法でベッドルームのベッドを横置きにしても人が通れる寸法を確保した「RAKUTEN STAY MIYAKOJIMA」で実際に経験したが、数字で聞くと「ちょっと低いなあ」と誰もが思うのだが、実は上記の物件で「気づきもしない方が多い」(爆)。

なので、また実行する事としました。出来上がりが楽しみだ。

リモデルコンテナ_新たな世界を構築

コンテナX新たなテクノロジーXDESIGNXアートで新世界

30kWから60kWまで搭載可能なバッテリー、しかも尋常なバッテリーではない、超高偏差値、充電しながらでも放電も可能。なにこれ、もう常識を超えた世界が始まる。

超常識の世界は色々あるけれど、なかなかコスト的には「手が出ない」世界が多い。でもこれは違う。今すぐに実現できる技術とコスト。

もう直ぐ発表。

久米島リゾート住宅

コンテナならではの特徴を活かしたコンテナハウスの計画「転換点」の「久米島」Y邸。

このパッケージディールが今までにない、コンテナハウス業界にとって「転換点」になると豪語しているのには「訳」があります。

20FEETコンテナ2台でできているこの住宅は、実際の面積は4.5台分の面積を持っている。デッキまで入れれば6台分の面積となります。

この住宅を組み立てるための「鋼材」は、全ての部材がコンテナ2台に入る寸法で設計され、自身のコンテナの中に全材料が格納されて輸送される。つまり、この島(「現場」にやってきた時はシンプルに主構造体の「コンテナ2台」だけが運ばれてくる。

離島でなくてもそうなのだが、コンテナを輸送するにはそれなりの輸送費がかかる(一般建築でも資材の輸送にはコストは発生しているが)。特に離島の場合は船輸送という一般では発生しない輸送コストが発生し、その数字は莫大な輸送コストとなるのです。

今までのコンテナハウスの構造計画のやり方でコンテナだけで構成すると、例えばこれとほぼ同じプランを作るには、6台のコンテナが必要だった。つまりコンテナ4台分を「消した」事になります。久米島に運ぶ場合、1台に対して生産した「中国」からの輸送費で考えると、1台80万円ほどかかる。結果として4X80=320万円コストダウンした事になる。今までは鋼材も輸送用コンテナで別コンテナで運んでいたので、合わせて400万円のコストカットだ。

もちろん「鋼材でハイブリッドな構造で作り出す空間」にコストがかからないわけではないが、間違いなく「輸送コスト」は大きく消滅しているし、その効果は膨大だ。これが離島でなくて一般的立地、「本土の関東近辺」としても、海外からの船輸送と、現場までの陸上輸送コストは4台分で120万ほどがかかるので、その分がコストカットになるのです。この程度の面積の住宅や宿泊施設としては大きなコストダウン効果となります。

この「パッケージディール第一号」の残工事はあと少し、外構工事が残っていますが、建物はほぼ完成し、現場の久米島でももう話題の物件となっています。

新作企画_20FEET_連棟型_デッキ付宿泊施設38㎡/戸

1戸に20FEET_LAY_DOWNを1台と、イクステンションで1台分の面積を稼ぎ38㎡にする。
コンテナ2台分の面積でありながらコストは2倍にはならない。そもそも13.516㎡のコンテナを横倒しで使うので1台が16㎡、少し天井が低いがプロポーション的に居住室として使いやすい寸法体系になる。これは「発明」だ。しかもイクステンション式だから可能になるプランだ。750万円/戸で建設可能。

10戸建築したとして、7500万。年間稼働率60%で年間売り上げ4320万(1泊2名X1000=20000)。単純計算で2年で償却。半額にしても4年で償却。稼働率60%計算です。十分収支が成り立つ。