20FEET_単独型_LAY_DOWN+背高アタッチメント

20FEET_横倒しプロポーション_ONLY_ONE_INDEPENDENT_CONTAINER_の_BODY_EXTENSION_version発表

もちろんパッケージディール型。
20FEET_1台で全ての部材を運んでしまいます。
天井高さは約3Mに拡張_LOFTをつけて再登場。
高くなるけどね。ノーマル+100まんえん。

ますます面白くなってきた。
これの「テラスハウス」設計中。

アフターコロナ型(Tele_work_room付)アトリエ賃貸住宅開発中!
いや、もうアイデアが止まらない(爆)

コンテナハウスとコワーキングスペース(住宅街立地)

アフターコロナの時代に要求される「コワーキングスペースの標準設計」=郊外の住宅街に出現する「コワーキングスペース」

自由な仕事の取り組み方とそれを可能にする空間企画(創造の杜企画)

新コロナウィルス の渦中の時でも「コワーキングスペース」が盛況で、少々困惑した感じになっていました。当時避けようとしていた3密になってしまうからです。なぜ、コワーキングスペースに人々は押しかけたのでしょう。

私は、コロナ渦がひと段落すると、アフターコロナの世界では「コワーキングスペースのニーズ」に新たな変化が生まれると考えています。都心型ではなく、郊外型のコワーキングスペースのニーズが高まると考えています。今まで見向きもしてくれなかった「住宅街の駅そばに俄然このニーズが高まる」と考えています。

その理由は「Tele_work」がアフターコロナの世界では、定着するからです。「Tele_work」の有用性は兼ねてから語られていた事ですが、「働き方改革」の後押しも虚しく、理解しない会社の上司たちは改革的変化を望みませんので、それを広げる、あるいは定着させる事をしませんでした。しかしコロナ渦の時には、必要に迫られて多くの企業が導入しました。その有用性を多くの人々が確認することになりました。

この事は、コロナ渦が終わってもその企業の多くがそのまま導入し続ける割合が高いと考えるのが必然でしょう。企業にとっても固定的な経費の節減になります。コミュニケーションに問題がない職種では、「通勤者の数を減らす努力」に合致します。

また、それに加えて都市構造も変化をし始めます。昼間人口の多い都市部から人が減少し、住宅地の昼人口が増加します。都市部に流れる人の数が減少するからです。この仕事の仕方は、本当は、かねてより皆も望んでいる事でした。しかしながら、急に取り組んだコロナ渦時の「tele_work」の状況では望まない状況があります。

それは「家でやりたくない」という切実な願いです。「狭い」「うるさい嫁がいる」、「可愛いけど、遊べとうるさい子供がいる」、幸せなはずの構図は仕事の上では必ずしもそうでもありません。世の中の方々はそう考えます。それだけではなく、「仕事のオンオフにメリハリつけたい!」そう考えます。

郊外住宅街駅そばのスペースに「コワーキングスペース」があると、通勤するでもなく、近隣のコワーキングスペースで仕事に専念する事が出来ます。このニーズが俄然高まるのです。今までは「コワーキングスペース」はどちらかというと「都市部」でした。それはそれで今まで通りニーズはあるのですが、爆発的に増えるのが「郊外型コワーキングスペース」なのです。今までのコワーキングスペースは「小さな会社」や「フリーランサー」の方々にとって便利なオフィススペースでした。これからは「仕事をtele_workで行う」方々にも歓迎される空間となるのです。

この取り組み方が「普通」になって行く背景の中で、「レンタルオフィス的概念」にも変化が訪れます。それは「WE WORK」などの活動の中でもコワーキングオフィスが孤独な小事務所の集合体ではなく、「自由な発想の新たな時代の仕事のやり方」というイメージが定着し始めていたものが、加速的にその概念定着が行われ、時代的に「普通のあり方」あるいは「先進的なあり方」に変化していくのです。

コワーキングは独立して働きつつも価値観を共有する参加者同士のグループ内で社交や懇親が図れる働き方でもありますから、コスト削減や利便性といったメリットだけではなく、才能ある他の分野の人たちと刺激し合い、仕事上での相乗効果が期待できるという面も持っています。さて、そうなりますと運営側へのホスピタリティの高さも要求されるようになって行くのは間違い無いですが、それは「コスト」と共にあるものですから、開発する「新業態」の位置付けをはっきりすれば良いだけです。ただし、「ここまでは装備しよう」という新たな指標は出来て来るのでしょう。

それらを総合的に考えた企画をお届けいたします。

この展開の方向にはいくつかの方向性があると考えています

●徹底的に個室型のニーズを追求する形
●徹底的にシェアオフィス型の床効率重視型の「協業スペース」を重視する方向
●その中庸の方向性=(個室と協業スペースの両方をバランスよく取り入れる方向)

アフターコロナ渦の「tele_work」スペース確保を一つのコンセプトとした時
まさに「tele_work」の仕事のやり方の一つのシーンである「NET_会議」対応の必要性があります。
この対応には「話声対策」が絡むので「個室型」のニーズが多い事が予想されます。
あるいは法人登記「NET_会議」用スペースをオプション等で準備するなどの対策が考えられます。

一方で普通に「喜んで頂ける快適なオフィス空間」である事が重要です。
まずはアフターコロナのオフィスとしての「新時代生活様式のクリア」=「環境衛生概念の徹底追求」
また、オフィスとしての要望は概ね2つの方向性が考えられます。一つは単純にオフィス機能のサービスです。

1.複合機などの機能サービス(PDF、コピー、FAX(?いるかな)
2.電話秘書サービス
3.宅配便や郵送物の代理送付、代理受け取りサービス
4.起業のための「法人としての登記可能サービス」
5.打ち合わせスペースの確保・会議室の確保
などです。
もう一つは「ホスピタリティ」
1.フリードリンクサービス
2.OFF感覚の休息スペース3.フリースペース用の「電話ブース」

建築空間として「新時代生活様式のクリア」=「環境衛生概念の徹底追求」も行わなければなりません。
十分な容量の「換気設備」、空気の流れを熟慮した空気調和設備、衛生概念を十分取り込んだトイレ設備などです。

この企画において必要と考えられる機能空間および設備を列挙します。

A1.個室的執務スペース
A2.協業用執務スペース
A3.会議室・打ち合わせ室(NET会議可能な設備付_又は高速WiFi)
A4.休息スペース
A5.運営側事務スペース
A6.講習会などを開催できるスペース
A7.休息スペース又はCAFEのようなスペース
A8.トイレスペース
A9.郵便・宅配受け取り装置

B1.除菌機能付きエアコン(次亜塩素酸による殺菌)
B2.共用空間の扉などは「自動扉」(触らずに済むもの)
B3.個室の空気調和設備は「外気導入型陽圧系」とする(他の共用空間などから空気の流入がない)
B4.一般的感染防止策の徹底
B5.トイレなどの「除菌」グッズの徹底
B6.WEB会議が無理なく可能なデジタルインフラ(高速インターネット導入)

わずか10㎡のコンテナハウスには「わけ」がある

20FEETコンテナの建築基準法上の面積は13.27㎡程度ですが、このコンテナハウスは一部の屋根板が貼られていなくて、延床面積は9.99㎡になっている。

室内はちょうど日本人的に言えば「6畳間」の空間だ。会議テーブルを置き、6人から8人の会議が可能だ。実際にこのコンテナハウスは「会議室」だ。

3連棟は少し角度を変えながら設置された
入り口部分は浮いていて、サッシ部分の柱のところで基礎に緊結されている
アプローチの階段
設置された時の写真

当社にはこの面積で「宿泊施設バージョン」がある。しかも「シャワー・トイレ・洗濯機置き場・ロフトベッド・ミニキッチン」をつけてさらに4畳半程度のスペースがある。

宿泊施設バージョン

20FEETで完結するという「最小限住宅」的作りは「小屋」的ノリでどこかそそるものがあるが、もう少し面積はなんとかならないものがという問いかけに対しては、このハイキューブコンテナを横倒しにしたプロポーションで使う16㎡バージョンというのもある。このパターンは実際に「戸建て型宿泊施設」としては最小でありながら、実際に使い勝手もいいパターンが構成できる。究極の「コンテナハウス」だと考えている。どちらも単独コンテナとしては究極バージョンである。

読者が一番気になるコンテナハウスの記事

読者が一番気になるコンテナハウスの記事を発表します。サーバーへのアクセスから解析したものです。コンテナハウスとして検索が多くされているもののランキングと、その関連記事を纏めました。

No_1.コンテナハウスで作るガレージ

コンテナハウスで作るガレージは、確かにクルマ好きにはたまらない最高のマッチングです。ガレージのデザインコードとクルマのイメージの取り合わせは抜群。ガレージハウスにまで持っていければ最高ですが、ガレージだけでも「コンテナ」で作りたいですね。

最高峰のガレージハウスの実績はこちらに掲載しています。ウチの設計監理です。

https://i-container.jp/%e5%85%b8%e5%9e%8b%e7%9a%84%e3%82%ac%e3%83%ac%e3%83%bc%e3%82%b8%e3%83%8f%e3%82%a6%e3%82%b9_tsunoda%e2%98%86base/

また、ガレージの総合記事としてはこちらにもあります。

ガレージを計画する上でどのようなことが出来るか解説しています。

No_2.コンテナハウスで作るカフェ

コンテナハウスと「カフェ」これがまたマッチングのいい組み合わせです。ちょっと非日常的なビジュアルと雰囲気。

これらの記事は代表的なものはこちらにあります。

カフェに関しては「固定ページ」で「コンテナカフェ開業コーチ」という開業情報というか開業のためのコーチ記事を50記事にわたって書いています。ぜひ読んで開業に役立たせてください。

No.3.は、コンテナハウスで作るガレージの中でも「DIY」ガレージ の事

さて、自分でガレージが出来ないものかという興味ですね。わかります。クルマをいじるような方はガレージくらいセルフビルドで建ててみたい。そんな方のための記事はこちらです。

No_4.コンテナハウスで作るカフェの費用

カフェの費用そのものはここにあります。あるスケールを想定した時の建築費の内訳を書いています。

また、カフェではなく住宅の場合ですが同じ事です。

https://i-container.jp/%e3%82%b3%e3%83%b3%e3%83%86%e3%83%8a%e3%83%8f%e3%82%a6%e3%82%b9%e3%81%ae%e4%be%a1%e6%a0%bc/

No_5.コンテナハウスの一般的価格体系
上記の記事で解説しています。どうぞご覧ください。

6.コンテナハウスで作る「別荘」

「別荘」という概念は、時代とともの変わって来ました。かつては資産をたくさんお持ちの方が、「避暑地」に建てる豪華な「別荘」のイメージがありましたが、今や普通に住む家さえ「タイニーハウス」でいいよ。という時代です。ライフスタイルに合わせて、別所でも使い勝手のいい「実際に週末にはいつもそこに行きます」というような使い方も増えました。またその時に豪華な別荘もいいのですが、「小さめの自分が使うだけ、あるいはちょっと友達を呼ぶ程度」というような事でこちらも「タイニー別荘」で充分というスタイルが増えています。

そのような記事ですと。コンテナハウスの別荘建築という記事がいくつかありますのでこちらをぜひご覧ください。
https://i-container.jp/category/%e3%82%b3%e3%83%b3%e3%83%86%e3%83%8a%e3%81%ae%e5%88%a5%e8%8d%98%e5%bb%ba%e7%af%89/

7.コンテナハウスの断熱

断熱の話はまさに最も多い問い合わせの一つです。結論から申し上げると「断熱仕様」を行いますので、何の問題もありません。コンテナは「鉄板」で出来ているのでどうしてもイメージとして「冬寒く、夏暑い」のではないかというイメージが付いて来るのでしょう。でも、建築物として作る以上、快適に過ごしていただかなくてはいけませんし、それが当たり前の世界ですから、当然その対策はいたします。「断熱」は「理論とその実践」で問題なく「止める」事が出来ます。当社では「吹き付け発泡ウレタン」という素材で止めています。

吹き付け発泡ウレタンが吹き付けられたコンテナの内側。

No.8.コンテナハウスの宿泊施設

下記のカテゴリーで宿泊施設に使えるものの解説をしています。

https://i-container.jp/category/%e3%82%b3%e3%83%b3%e3%83%86%e3%83%8a%e3%83%8f%e3%82%a6%e3%82%b9%e3%81%ae%e5%ae%bf%e6%b3%8a%e6%96%bd%e8%a8%ad/

https://i-container.jp/category/%e3%82%b3%e3%83%b3%e3%83%86%e3%83%8a%e3%81%ae%e5%88%a5%e8%8d%98%e5%bb%ba%e7%af%89/

イマドキの千葉の漁師さんの家

コートヤードを形成するプラン。屋根形状悩み中。
屋根形状はね。九十九里浜の地域ですけどね、海からの風が強いんです。それを流すような形状と思いながら、表現と機能と最終的に室内デザインに繋いで行く所を思案中です。

漁師さんの話なんですがちょっと長い。

20年くらい前に、「インターネットで街おこし」をしようという企画を企て、NETサーバーを立て、データベースを組み、とりえず出身地方である「九州全域」の行政200市町村を周り(ホント、200市町村の行政の概ね観光課とか商工課とかを訪問)し、ぜーんぶに会って話を聞いてきた。というかシステムを売りに行った(爆
行政がそのシステムに入れば(月額10万円くらい)その地域の方々は500円/月で、自分が全国に問いかけたい自慢の逸品を掲載し販売するという行政を巻き込んだ企画だった。
22年か23年前だよ。早すぎた(爆)。あの三木谷さんなんかと、インターネット協議会なんかで、「これからどうやってインターネット広げよう」と話していた頃だ。三木谷さんは雲の上の人(爆)になり、孫さんはすでに「巨人」だったけど、それでもパッケージソフト売り(この頃手伝ってた)(爆)から出版系、通信屋に変わろうとしていた頃かな。
上記企画は早すぎました。特に九州に行ったのが間違いかもしれない。「インターネットって儲かるとね?」だいたい「それなんね?」(爆)、システムの加入すると申し出てくれらのは10市町村くらいだった。皆様にこの企画は「終了しました」と丁重にご連絡し、やめました(爆)。
今考えれば残念だったのは「200市町村」を回って、そこで色々と食品ばかりではなく地産品はいろいろと調べて回ったのですが、やっぱおっさんは食いしん坊だから、200市町村の「美味しいもの」を食べて回ったわけよ。
「あーあ」ちゃんとグルメレポート原稿と写真撮っておけばよかった。それが悔やまれる(爆)。数百店舗の情報を「ネット」で発信すれば人気サイト作れたのになあ。そしたら今頃は「グルメレポーター」になって、もっとでっかくなって、成人病になって死んでたかも知れんな(爆)
あ、それで、漁師さんの話を書きたかったんやった。それだけ市町村を回って、行政の方だけでなく、農家の方や、漁業の方、金属加工業の方や、お茶の栽培をなさっている方とか、焼き物を焼いていらっしゃる陶芸家の方とか、色々と会って、インターネットのチカラを一生懸命説いたたわけよ(爆)。おっちゃんはね、こう見えても「ナイーブで、シャイで人見知り」やから、プレッシャーやら、ストレスやら色々感じてましたが、それよりその企画を売り込みたかったのだろうね。
技術屋は、妄想に取り憑かれると「そうに決まっとる」と思い込むからね、人に伝える手法が間違っていることも気づいているんです。そこがほら三木谷さんや孫さんは「鳥瞰的」に世界を見れる人達なんだろうなと思うよ。
で、その中で、漁師さんの話。「漁師」さんは狩猟民族なので概ね性格きついわ(爆)「農業」の方は農耕民族なので概ね性格柔らかいわ(爆)海に出れば大自然相手で生死がかかっとるからね。そして「獲物」を捕獲する戦いやからね。「戦士」という感じでしょうかね。でも今回の漁師さんは穏やかな方です(爆)。以上。

いや、これは漁師じゃないでしょう。

どこにもないコンテナハウスのデザイン

コンテナで何か建築物を作りたいと願う意味。

その1.単純にローコストを狙う
その場合、中古コンテナを使ってコンテナハウスなどを作っていらっしゃる業者様もいらっしゃるのでそちらに行かれた方が多分目的は達成出来ます。別の意味で当社は中古コンテナの改造は行ってないので、当社の製品は金額面では多分「中古」コンテナハウスより高価だと思われます。ま、しかし新造コンテナでJIS鋼材仕様なのでしかたありますまい。

その2.どこにもないデザインでコンテナハウスを作りたい
なぜあなたがコンテナハウスに住みたいのかわたくしどもにお伝えください。その意味を理解してあなたの為のコンテナハウスをデザインします。

時々このブログサイトに中にコンテナハウスが持つデザイン的コードの話を書いています。コンテナハウスがもともと持っている裏に張り付いたイメージの話のことだったりします。皆さんとコンテナハウスのデザインを行っていると、実はわたくしどもでは気がつかなかったイメージを抱いていらっしゃる方がいらして驚いたりしています。

人々は実は生まれながらにして「デザイナー」なのだと思う。イメージを膨らませて、ある世界を構築する力を持っている。ただ、わたくしどもは少々建築物を作る為の技術や方法について実際に研究してきたので、そのイメージの実現方法についてはプロとして対応が出来ます。それはあなたのイメージを実現する方法をより知っているということです。

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ちょっとどこにもないコンテナハウスを作ろうとし、それを日本の建築基準法に合致させ、きちんと対応しようとするとこのような構造解析をしなければならなくなりますが、それをやるのがプロでしょう。

ここへいく為の一つのプロセスが上記の構造解析。

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傾斜地のコンテナハウス(鉄とガラスのラビリンスwith greeeeen)

gake_001

いくつかのエスキースの後におおよそ固まった「傾斜地のコンテナハウス」。出来るだけ斜面を削る体積を減らしながら計画を進めた。各層はコンテナの高さで構成されながら、アプローチは南アプローチと北アプローチの両方から可能だ。

北と南は当然建物の表側と裏側を構成する。どちらが「表」という話はどちらでもいい話だが、北側からアプローチすると40FEETのコンテナが1台だけしか見えない。

南からアプローチすると、3層の建物のように見える。

北アプローチで玄関を入ると、いきなり南の眺望が開け、アンダーレベルのルーフトップが大きなデッキを構成する。クライアントの使い方次第だが、インターフェースを構成するこの空間は「ギャラリー」にでも使いたい空間だ。

アンダーレベル1に下りると、キッチンとリビングがL型に構成され、Lのコーナーを挟んでまたリビングデッキを構成しており、外空間との調和と溶け込みを意識している。

渡り廊下を渡ると、そこはユーティリティーとバス空間が用意されている。眺望がいいのに、近隣はそばに無く、遠く離れているので、外部空間を見下ろしながらの入浴が楽しめる。

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アンダーレベル2には寝室などのプライベート空間が準備されており、一日の疲れを癒す空間となっている。それでもここは、更に下に接する道路からは4Mの高さを持っており、セキュリティーの面でも優れている。

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MEDIA LITERACYとコンテナハウス

「情報メディアを主体的に読み解き必要な情報を引き出し真偽を見抜き活用する能力」
これがメディアリテラシーの意味だ

インターネットが多くの場で活用される現代。メディアリテラシーあるいは個々の世界での「リテラシー」という概念が重要になっています。かねてより私くしどもは申し上げていますが、インターネットの黎明期からインターネットの広がりを見て来た人であれば自然と理解しているのですが、物心ついた時にすでにインターネットが普及している世代の方々が危ないのです。

大きく影響をする部分は、マスメディアの中でもテレビやラジオなどの「放送」の世界の感覚そのままでインターネットの世界に入り込んだ時です。「放送」の世界では、1対Nという関係上、読み手、聞き手、聴視者を選択するものではなく、多くの人々を無選別に相手をする関係から「放送法」という法律があり、放送内容に関して一定の基準や規定が存在します。「放送禁止用語」などというコトバは皆さんも良く知っている通りで、使えない言葉などもあるわけです。

放送法の(目的)
第一条  この法律は、次に掲げる原則に従つて、放送を公共の福祉に適合するように規律し、その健全な発達を図ることを目的とする。
一  放送が国民に最大限に普及されて、その効用をもたらすことを保障すること。
二  放送の不偏不党、真実及び自律を保障することによつて、放送による表現の自由を確保すること。
三  放送に携わる者の職責を明らかにすることによつて、放送が健全な民主主義の発達に資するようにすること。

上記の放送法の書き出しだ。これは目的なので、もっともらしい事が書いてありますが、頭の弱い人が、間違った「放送」によって洗脳されたり、間違った社会認識をしたりしないように、あるいは「放送」が反社会的な目的のために使われる事がないように、法律でしっかりとした内容、用語、などの規定が決められているのです。結果的に誤解を招くような事を放送では極力防止しようという趣旨となります。

例えば、今度は「電話」という手段を考えたとき、放送の概念とは全く違った意味を持ちます。なぜなら基本的にはこれは1対1の世界ですね。それは「放送」ではなく「通信」という世界になります。通信の世界では危ない話をしようが、エロい話をしようが、反社会的な話をしようが、それを咎められる事はありませんね。多くの方を巻き込む訳ではなく、1対1の関係だからそこは大きな規制をする事はないのです。

問題は「インターネット」です。

この世界では技術的には、ニコニコ動画のように、実はまるで「放送」のような事も出来るのですが、技術的にはあなたがニコニコ動画のサーバーにアクセスしてそのデータを取って来て初めて動画を見る事が出来るという関係からこれは放送法のいう「放送」ではなく、あくまでこれは「通信」。それも1対1通信の概念に入ります。

したがってここでは放送法は適用されず、エロでもグロでも、反社会的な事でも法の縛りを受ける事はありません。サーバーを持っているプロバイダー自身が持っている基準で、サービス内容に私的な規制する事はありますが、自分でサーバーを立ち上げインターネットに接続をするのであればその規制さえもなくなります。またこの話は「著作権」や「知的所有権」「肖像権」などの固有の権利とは別の話なので、それらに触れる事になるようなコンテンツは別の意味の法の縛りは受けます。

インターネットの情報の海は「嘘も含めてインターネット」。嘘を言ってもいいという訳ではなく、嘘かも知れない事を書いてあっても規制は受けないので、「読み手のメディアリテラシー」が非常に重大な要素になってくるという事をいいたいのです。情報の海で遭難者にならぬよう、個人の能力を高める事しか最終的にはこの問題から逃れる事は出来ません。

インターネットのおかげで世の中は劇的に変化しました。ただ新しい世界なのでそこでの犯罪や、考えもしなかった負の方向の出来事も起こっています。それらに対応するにも「読み手のメディアリテラシー」がベースになります。もちろん「発信側のメディアリテラシー」もとても重要ですが、必ずこの部分では「愉快犯」的なものや「確信犯」的なものは避けようがないので、自衛力を持つ事が最大の防御となるでしょう。

コンテナハウスは自律的に人生を生きている方々には「面白い世界」です。飼いならされ日本社会で、あるいはサラリーマン社会で「なんとなくあるべき状態」として日々を生きている方々に取って、セキスイハウスやパナホーム、住友林業の家(いや、本当にこの四半世紀の間にものすごくレベルがあがりました。それは敬服いたしております)という世界こそが「いつかはクラウン」みたく、住宅としていつの日にか取得したい世界として、まるで最初からあったかのごとく(それはまるでテレビの番組のように、あるいはクルマをカタログを見ながら選択するかのように)「イエ」とはそのようなものだと特に考える事もない方々の「イエ」の存在があり、その選択をいつかはしようと思っていたならば、突然現れた「もう一つの選択肢」まではいかなくても「もう一つの別の世界」としてコンテナハウスシステムは生まれてきたのです。

実はそのような世界はいくつか存在するのです。建築家に依頼して全く別の世界として「住宅」を設計してもらう事も可能です。あなたのコンセプトを建築家に伝え、そのコンセプトで「イエ」をデザインしてもらう。唯一の世界。なんだか上の「メディアリテラシー」の話で出てきた1対Nと1対1の世界と同じ話になってきました。住宅メーカーの「イエ」は放送の世界に近く、建築家に依頼する「イエ」はインターネットの世界のように1対1の通信世界のようなもの、コンテナハウスも同じ部類なのです。

コンテナハウスXインターネットの意味はそこにもあるのです。

豊葦原瑞穂国(とよあしはらのみずほのくに)とコンテナハウス

日本は、自然風土に恵まれた美しい国です。春・夏・秋・冬、四季折々の恵みは、私たち日本人の生活に潤いと豊かさをもたらしてくれます。自然の恩恵に深くあずかってきた日本人は、自然のなかにあらゆる生命を育み、豊饒(ほうじょう)や繁栄をもたらす生成力を認めてきました。さまざまな自然現象に、神々の恵みと働きを感じとってきた日本人は、自然と調和した生活を理想とし、自然と触れ合うことによって、絶えずその生命を瑞々しいものにしてきました。

こうした自然観のもとで、日本人は、人間は生まれながらにして清らかなものであり、穏やかで澄み渡った心を持つものと考えてきました。そして、神社で神々をお祀りし、信仰する上で常に清浄さを大切にしてきました。神道の信仰は、人びとの生活の中で育まれてきましたが、日本人の生活基盤であった稲作農業との関わりの中で、その形式が整えられ、体系化されてきました。

稲米は、皇室の御祖神(みおやがみ)である天照大御神(あまてらすおおみかみ)が私たちの祖先に授けられたものと、日本の神話は伝えています。日本の古名を豊葦原瑞穂国(とよあしはらのみずほのくに)といい、稲穂が豊かに実る国と称えてきました。稲米は、日本の国柄そのものを象徴するとともに、私たち日本人にとって稲作は、神々から授けられた神聖な営みでもありました。

そのように自然豊かな日本国なのですが、私は四季はこの緯度のおかげ、世界のどこに行ってもこの緯度なら四季が存在し・・・。と思っていたのです。しかし日本と同じ緯度で地球をチェックすると実は砂漠地帯が多く、このように実際に植物(木々)の種類も多く、緑に囲まれる環境を持った四季のある地域(日本)は実は非常に希有な地域なのだそうだ。(出典:NHKの番組)実際グーグルを見てみた。

ほら、本当だ。アフガニスタンやイラク、チベットなど名だたる砂漠地帯だ。NHKによると、海流や気流や周りの海の環境が生み出した奇跡の環境らしい。

実はコンテナハウスは海外からのオファーも多い。概ね「砂漠地帯」(爆)だ。石油や鉱石、天然ガスなどを採掘する場所での「アコモデーション(居住区)の為の施設としてオファーがやってくる。オーストラリアなども多いのだ。オーストラリアに限っては実はそのようなユニットを製造している専門の会社があり、なかなかの供給元になっている。

我々はそれらのアコモデーション(作業員宿舎)に特化した事業をやっている訳ではないので、少々腰が引けるが、東北の震災以降その復興の為の作業員宿舎としてのオファーも多い。これに関しては出来るだけ協力をしたいが、コンテナハウスのなんちゃって業者もそれを狙ってずいぶん増えたらしく、金額の戦いになったりする。当社はコンプライアンスを守る事を社是としているので、これらの業者さんの価格帯にはなかなか落ちて行けなくて仕事を獲得する事はあまり無い。建築を真摯に勉強してきたものとしてはある一線を切って降りて行けない場所がある。建築基準法が万能な法だとは思わないが、我らが「豊葦原瑞穂国」(日本の美称だ)は法治国家だ。法によって秩序を生み出す民主国家において法を無視した活動は企業活動として行う事は出来ない。法を守るという事は国民の安心安全を確保し、財産を守れる建築物を作る為に建築基準法が存在する。その事を積極的な意味を持って守ろうとすると落ちて行けない場所は存在するのだ。

そんなわけで、美しい国日本に生活する国民は、コメ好き日本人が生成されたわけですが(爆)、実はパンも美味しい事を知って欲しい(爆、そっちに行くのか~)。日本のパン文化は主食がコメであったために「おやつ」的な「菓子パン」の文化に走ってしまいました。木村屋のアンパンを筆頭にクリームパンジャムパンといった具合です。給食でコッペパンが配られ、コッペパンのヴァリエーションとして焼きそばパンだの、コロッケパンだの、総菜パンという特殊な発展の方向へも繋がりました。でもまあこれはサンドィッチの日本版でもあるわけです。ただし、なかなかまだ貧しい戦後の食料事情を反映して作られた総菜パンなので、今思えばコッペパンと焼きそば?コロッケとパン?って不思議な炭水化物組み合わせになっています。なぜか巷では、この組み合わせはコッペパンの黄金組み合わせという事で未だにパン屋では人気の商品です。多分美味しいからではなく、懐古趣味系の刷り込み組み合わせだろうと私は思っています。

私がお勧めしたいのは、本格的な欧州系のパンです。パンドカンパーニュやバゲット、リュスティックやライブレッドなんです。ワインがかなり定着した昨今では、ワインを飲みながらの食事も増えてきました。そんなときは「パン」でしょう。ワインとパンとチーズ。この黄金トリオは私に言わせれば「黄金の発酵食品トリオ」と呼んでいます。ワインのある食卓にご飯というわけにはいかないでしょう。

当社のコンテナハウスは世界的な基準にも負けない内容を持ち、世界からのオファーもやってきます。東北の復興にも役立ちたい。美しい日本の情景にもマッチしたデザインで作り続けて行きます。

“La Ville radieuse”Le Corbusier(輝く都市)とコンテナハウス

そして「昔見た事のある懐かしい未来」

東北大震災という出来事は、日本国民にとって、あらゆる価値が転換、逆転、大変化、パラダイムシフト、色々な言葉が当てはまり、うろたえた年になった。まだその余波は消えない。多くの建築家にとっても「建築のあり方が問われた」年になった。日本国そのものも、ささやかれる言葉はすでに「再生」「やりなおし」「逆転」はなるのかと、国の価値そのもの、あるいは経済的な価値がすでに崩壊し、それがを再生出来るかが論点となっている。経済世界は「虚構経済」の世界的崩壊を叫び、「実質経済」の発達へ戻るべきだと語る学者が増えた。

世界システムの危機はとうに20年以上前から論じられていたにもかかわらず、高偏差値経済人たちはマネーゲームで経済を引っ張って来た。そりゃそうだろう。それが出来る人材がもてはやされ、MBAたちはそれを目指した。生産をしない実態のない経済が世界を支配し、生産するものたちから利益を吸い上げて行った。今までは企業も社会的になればなるほど、その輪の中に取り込まれていたのだ。なくなりはしないが、それで生きて行けるものたちは漸減して行くだろう。

なぜなら、「経済社会における民主化」が世界中から巻き起こって行くからだ。「生産するものたち」は気づき始めた。「アラブの春」はなかなか成功しないが、経済を操るものたちからはなれて「知恵と知識」で「生産者たちの春」を作り始める。

まあ、それとは関係なく、戦後造られた世界システムが、グローバル化の中で大きなひずみを持って成長して来たこの現代の状況は、あまりにも理不尽で、そんな中での戦いはもうこりごりだ。実体経済を支えながら文化を形成していける正しい創造活動をしていきたい。

かつて1930年頃、建築界の巨匠「ル・コルビュジェ」は「輝く都市」という構想を発表し、近代都市の今後のあり方を主張して来た。当時ヨーロッパではあまり受け入れられなかったが、その後世界各国でそのコンセプトをベースに都市や建築が作られて行った。成功したとは言わないが、実際には現代社会の都市の多くはそれをベースに進んでいる。デファクトスタンダードだ。日本でもアークヒルズや六本木ヒルズはその思想に感動したという森ビル社長が「都市開発のコンセプトの原点としている」と公言している。

コルビュジェ著「輝く都市(1930年)」のスケッチ

3.11以来私はその時代は終わったと考えている。多様性が求められ、都市部と同じ方法で地域や地方を形成する事は出来ないし、リージョナリズムが強化されて行くだろう。
そして早い転換が出来た時に日本は再生する。

「昔見た事のある懐かしい未来に今後は向かって行くべきだろう」という言葉は実は「姜尚中(カン・サンジュン)」東京大学大学院教授(政治学)の言葉である。単純に過去へ回帰して行くのではなく「懐かしい未来」という言葉の中には実は多くの深い意味を内包しているように聞こえる。独特の語り口、正確な表現、頭の良さを感動を持って感じさせるこの論客は、私に中のスティーブジョブスの存在のようにすべてを肯定する訳ではないが(別種の世界ですが)韓国人にもこんなすごい人がいるのかと(いや、韓国人の事よく知らないが)、いつもこの方の発言には耳目を広められる。

「昔見た事のある懐かしい未来」とは、経済的活動も「実体経済」を中心に動き、造るべきものを造り、その中から文化が形成され、余裕のある者(企業)が、社会的信念に基づき行うべき活動に経済的支援を行い、育つべき者(物)が育ち、交換価値から使用価値へと価値観が変わり、サスティナブルな経済活動の中で世界が構成されて行った時に現れる。世界経済はより一体化し、TPPも常識のある自然なバランスの中で受け入れ、その間の約束も、どこかが一人勝ちするためではなく、あるいは過保護するためでもなく、行うべき規制は、あるべき規制の中で行われ、ルールを守りまさに「サスティナブル」である事が評価の基準になって行くだろう。

建築もそうだ。建築材料、その使い方、その中で消費されて行くものと生成されて行くもの、生み出される文化そのバランスの中で「真のサスティナブル性」が社会的に収斂されて行く事になるだろう。その着地点に到達するには大きな社会的努力が求められるが、その努力が払われれば払われる程、収斂ポイントには早く到達する事になる。「勝ち組になるために」という思想ではなく、企業は「勝たねばならない」のだが、勝ち残る事が「サスティナブル社会」への道になるという「賢い選択」を「社会が出来るようになる事」だと考える。

ちょうど、インターネットが社会デビューしたとき、情報を自ら取捨選択し、情報を選び抜く自分自身のチカラを付けなければ生きて行けない時代に入ったと私は常々論じて来た。それに加えて「サスティナブル」という言葉に象徴される「成長のモノサシ」を持たねばこれからの未来はあり得ない。その行く先に「昔見た事のある懐かしい未来」が待っているように私には思えてならない。

写真はリートフェルト「シュレーダー邸」1924年(世界遺産指定)オランダ・ユトレヒト
※100年経ってもほころびないもの
求めるものがコンテナハウスの中にもあると信じている。