コンテナハウスと宿泊施設 「リゾート的宿泊施設」

コンテナハウスとマッチングのいい業種の中に、「リゾート的宿泊施設」があります。

その理由の筆頭は外観やインテリアデザインの
1.「非日常感」です。
次に考えられるのはそれらが設置される
2.「敷地の場所」に対する「設置の容易さ」です。
建築物は50%以上が工場において組み立てられているので、現場での施工ウェイトが在来工法よりも少なくなります。それゆえ建築職人の少ない「リゾート地」では施工性に関するアドヴァンテージが高くなるのです。さらに「事業性のある施設」ゆえの
3.「建設期間の短さ」なども挙げられます。事業決定してから完成までが一般建築の工期よりも3ヶ月短いとすれば、売り上げは3ヶ月早くから立つのです。建築確認申請が始まる時点から工場での生産が可能である事、上記の施工性の容易さから総合的に工期は短くなります。

日本国が「観光立国」を目指す話は10年前からありましたが、にわかには信じられない話と思っていたのですが現実に海外からの「観光客」は右肩上がりを続けていますね。

国民自体も、また地域を活性化しようとする行政や地域の方々も「観光」に力を入れ「地域文化」を改めて掘り起こす試みや、地域の名産、特産、特色づくりに熱心になって来ています。
「とりあえず海外旅行」という雰囲気は消え、DISCOVER JAPAN的な旅行も増えているのは事実です。

宿泊業を営む方々からの「コンテナハウス」への関心は高まり、コンテナハウスの現実の建設戸数は実際に増加し、その比率は高まっています。

ちなみにその他の注目ジャンルは
コンテナハウスのカフェ・飲食店
コンテナハウスの別荘
コンテナハウスのガレージハウス
コンテナハウスの美容室

などが注目度が高いですね。
しかし、美容室だけは実施件数が少ないのです。思ったより建設コストがかかるということのようですが、他の工法より高いということはないのですが、美容室は設備工事比率が高いので、総合的にはなかなか建設費がかかります。安心安全の建築物が圧倒的に安い工法などなかなか出てきそうにありませんですから、どうしても必要なところは省くわけには行きません。
もし今後の時代で期待できるとしたら「3Dプリンター建築」に少し期待が出来るかも知れません(爆)

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移住計画 コンテナハウス 南の島

南の島に移住をなさった方を沢山知っている。結構「いいなあ」と思う。その多くは定住なさって仕事も「見る限り」比較的のんびりなさっている。
それなりに色々あるのかも知れないが、そうやって定着なさっている方は「地元の方とコミュニケーションが取れている」風に見える。
定着する方々はそのような努力もなさっているのかも知れないが、もともと「そのようなベクトルをカラダの中に持ってらっしゃる」ように見える。

私はどちらかと言うと「あまり外に出たい方ではない」(えっ!)って言われるけど、本当はそうだ。だからと言って「さみしがり屋だ」(爆)。どっちなんだよ。
というわけで、結果「移住は考えない」もし何か「住的」事を考えるのなら、逃げ場を残した「別荘くらい」だろうと思う。それが一番中途半端で結局地元には受け入れにくいヒトだよね。

さて、でも実生活はというと、年の1/3くらいは出張で現在の地元にはいないことも多い。
いつも「早く家に帰りたいな」と思っている(爆)。 ダメじゃん。
もうそんな歳でもないが、かつて「転勤族のムスコ」だった。親が銀行員だ。
「転勤は突然やってくる」今の時代と違って、辞令が出たら2週間後には見知らぬ土地にいる。
今時はそのような親は「単身赴任」かも知れないが、
当時は普通に転校してついて行っていた。でもそれが「嫌じゃなかった」むしろ「楽しみにしていた」
そういう部分では「新天地好き」なのかも知れない。
ま、自分の事はそれくらいにして。

「移住計画_南の島」はとりあえずの「住宅に困る」のだ。
思いのほか賃貸住宅の家賃は高いし、物件も少ないし、なんだかテキトーな作りだし、早く定住の家を建てたいが、南の島は「台風が怖いし」「RCは高いし」「いつ出来るかわからない(爆)」

そこで我が社の出番がやってくる。
「コンテナハウスって大丈夫なんでしょうか?」
「ま、ずいぶん研究しましたし、重耐塩仕様も今は作っていますし、大丈夫ですよ」
「暑さとか大丈夫でしょうか?」
「それはきちんと断熱するかどうかで決まりますし、ちゃんとやれば大丈夫です」
「すぐに出来るんでしょうか?」
「どのくらいすぐかが問題ですが、普通の建物より工期は短いです」
そんなやりとりをしながら、計画はスタートする。

島は「輸送」が問題だ。話が生まれたら、とりあえず船を調べる。コンテナでもどこでも運べるわけではない。
なんとか運べても、いつも使っている「背の高い」「背高コンテナ」が積めない船も小さな離島には多い。
沖縄本島ならとりあえず「なんでもOK」
石垣島も「ほぼOK」(数が多いといっぺんに運べない時もある)
宮古島は「出来るけど難易度ちょっと高め」(島の港に揚重機がない。トレーラーも1台しかない。)なのでトレーラーごと運ばねばならない
生活物資優先なのでトレーラーが入るフェリーには多くの台数は一度には積んでくれない。
でも大型物件ならチャーター船で運べば、実は「税関の出張所もある」ので通関も出来る。
種子島も低いコンテナならOK、奄美大島もOK
小笠原も父島・母島もOK_かなり高額ですがOK
地元で立てるよりはリーズナブルに建設可能だけれど、こちらもかなり覚悟がいる。
隠岐の島も「背高コンテナでなければOK」
その他は要注意。

そんな中「久米島」移住計画を現在請負中。
進んでいる。来月(2020年4月末)には竣工予定だ。
ただ「低いコンテナしか無理」そのために特別なデザインにした。
そして「輸送費がめっちゃ高い」ので「パッケージディール」という輸送手段を考えた。
使うコンテナの中に全ての鉄骨部材を入れて、輸送費を最小に計画した。(それでもかなりかかったが)

そんなわけで「新たな輸送手段とデザインの方式が開発された」
コンテナハウスの新機軸「ハイブリッド工法」と「パッケージディール」そして当然「重耐塩仕様」

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この大きさの住宅を「コンテナ2本のみ」で運ぶという「パッケージディール方式」、完成した時の大きさはコンテナ4.5台分の床面積だ。
2.5台分の輸送費が浮いたことになる。久米島の場合、金額にして「200万円分以上」これは大きいですね。

輸送動画のリンク

写真は生産工場での「仮組み」=一度不具合がないかどうかの確認で必ず工場で組んでみる
(開発中物件だからね)
考え抜いた仕事だから、しばらくはこのモデルで「島」は行こうよ。
ヴァリエーションは色々ある。

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それでもまだまだ輸送コストは「離島」の場合大きい。とりあえず「最小」にはなりましたけどね。
コンテナ2台分だけの輸送費。これはどうやってもかかる輸送費だ。

さて、組み立て方もプラモデルのように「簡素化」していますが
やはりプラモデルではないので「重い」(爆)。なので「ラフテレーンクレーン」が必要です。
もちろんどのくらいのクレーンがあるのかチェックして進めました。

現在現地に据付が終わって、内装工事中です。
もうすぐ全貌のリポートをいたします。

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移住計画 コンテナハウス 南の島_002 常識を超えた「スキマの家」プラン

沖縄(圏域_八重山地方を含む)の夏は知っている。
実は気温はそんなに上がらない33度C止まりだ。35度を超える猛暑日はほとんどない。
それは海洋に囲まれた「島」だからだと思われるが、
一方でその感覚は「日陰でこそ納得」するが
陽射しに当たった瞬間「やけどする」(爆)

ちょっと誇張したが、その陽射しは激しく強い。
沖縄の住宅のデザインはそれゆえ「ひさしが長い」というか、
RCの建物でも屋根の掛かった大きなバルコニーが多い。

陽射しを防ぎたいのだ。
建築基準法の「採光基準」なんていらないよ
クライアントに「別に窓はいらない」「陽射しはいらない」とまで言われたことがある。

そんなあなたに捧げる
スーパーハイブリッド「屋根の家」(爆)
開けっぴろげなプラン(風は通る)
ネガとポジがどちらでも成り立つような
家の中まで入り込んだ屋根付きデッキ。

この写真は「海の家」の建築中の写真だが、PLANを改めて見ていたら、「これ沖縄地方にいいじゃん」と思ってこの記事を書きました。
このような開放的で隙間だらけの家作りませんか。

「開放的な宿泊施設」としても使えますね。
実はこの「海の家」そのままリユースで出せますが、どなたか廉価で買って沖縄で建設しません?

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