コンテナ2台で100平米まで作れる(驚)

おっちゃん(あ、筆者の事です)のための沖縄仕事場。

あ、飯場(はんば)です。それなりの大きさの現場です。
私はそこの飯炊きです(爆)

最近はこのパッケージディール方式のヴァリエーションプランしか描いてないんじゃないかという疑惑(爆)

でも画期的。
コンテナ2台で100平米まで作れる(驚)
ハイブリッド工法とイクステンション工法を使いパッケージディールするという強引な企画です。100平米はこのパターンじゃないと厳しいですが、そこまで拡張できるシステムになっているというところが、他社にはない特徴です。2台分の予算では出来ません(爆)けど、100平方メートルというと、コンテナ7.4台分の面積です。7.4台使うよりは700万くらい安く出来ます。

飯場=はんば(google解説によると・・・)
土木工事や鉱山の現場にある、労働者の合宿所。また、そこに頭(かしら)が配下の労働者を宿らせ、支配する仕組み(爆)

という時代錯誤な解説。
今や、かしらが「作業員様の宿泊施設を準備しなければ作業員様には来ていただけないので、その宿舎を準備させ得ていただく」という作業員様に支配されている件。

さて、ふざけていますが、このプランを見て色々と妄想が広がるあなた。あなたはコンテナハウスのオーナーにふさわしい。あなたのやりたい事をどうぞお伝えください。

怪鳥のいる島

怪鳥のいる島

「ビーグル号航海記」知ってる?
そして「進化の兆し」について

ガラパゴスを訪れた「ダーウィン」が記した、ガラパゴスの生物の記録である。生物の種について深い考察をしたダーウィンはその後「進化論」を発表する事になる。独自の進化を遂げたガラパゴスの島々の生物たちの観察によって。生物の種とは当時信じられていたように不変な物ではなく、変化しうるのではないかと考えるようになった。

概ね進化論は正しかったが、その後の研究では「進化」のきっかけは現在は「突然変異」が大きなトリガーとなっているという事実は多くの研究者が認めている。つまり高い木の葉も食べられるようにジラフの首が少しずつ長くなったという考え方は難しく、突然変異によって長い首のジラフ(あ、キリンのことです)が生まれ、突然変異はDNAに組み込まれるため、補食するのに適した長い首のジラフが生き残り、やがてジラフはその遺伝子を持つ子孫が繁栄し、首が長いジラフしかいなくなったという考え方だ。ジラフで進化中の首が中くらいのジラフがいたとしたら、中くらい首の化石や白骨化死体などが見つからない事によって気づいたというのだ。そうか、生き残るために少しづつ長くなったのね。って教えられたぜっ!俺の幼き時代!オトナは嘘つきなんだから。

孤独な島「ガラパゴス」では、島の中だけで固有の進化をしたものだから、独自の進化を遂げ、特有の種が多く存在するという結果にたどり着いたのだが、長い間、それらの種以外の生物にさらされないものだから、海を越えて「新たな種」がやって来たりする事は、実はコワイ事件(今までの種の絶滅など)に繋がったりすることがあるらしい。

まるで遭遇した事もない「種」がもし天敵的な脅威を持っていた時には、あっという間に「絶滅の危機」に立たされるというのだ。確かにそれは今回身を持って知ったわけです。いまだに脅威です。とても解るわけです。

「よゐこ」ばかりの都会の「私立小学校」に、九州の炭坑町から「洟垂れ(ハナタレ)の空手得意な乱暴やさぐれガキ」(あー、そうさ、田舎育ちさ)。が間違えて転入試験を突破し、編入して来たら「よゐこ」達はひとたまりもない。私立小学校をガラパゴスと言っています。よゐこたちは一人のやさぐれガキに絶滅の危機に立たされるのは間違いない。

「独自の、独特の文化の中で、高度な成長を遂げた」というと、何かピンと来るものがありませんか?そうです。日本国です。これは「生物」の話ではありません。日本と書いて「ガラパゴス」と読んでもいいのです(爆)。日本企業の技術やサービスが、日本市場の中だけで高度に発展してしまう様子を言っている訳です。技術やサービスが特殊化しその結果、日本企業の海外進出が難しくなるばかりか、日本市場の危機も招いてしまう。どうやらそこはもう解ってきたようです。

おまけに日本国は小学生から英語を教えているのに、こんなに英語が上達しない国民も少ないのかも知れない。それはある学者によれば「日本語の文法」が大きく邪魔をしているという話も聞いた事があるが定かではない。それらの障壁もあいまってさらにガラパゴス化が進んだわけですね。

例えば、i-phoneの衝撃。そらやって来た「天敵的外来種」だ。黒船だー!。日本の携帯市場これであっという間に崩壊しました。もっとスマートに携帯端末も造ろうよ。メカゴジラみたいないわゆるガラケー(これガラクタの意味ではなく、最初は「ガラパゴス的携帯」から来てますのよ。)そんなものばかり造ってバカじゃないの?しかし、i-phoneは適切な例ではなかったかも知れない。ホンモノの天才スティーブンジョブスが相手じゃかなわない。i-phoneを使いながら「Macのメールの着信音と同じだねー」なんて言っているあなた。これはもともとMacのオリジナル音なんです。だってi-phoneはApple社なんでっせ。IBM互換機ばかりのWINDOWS時代になっても、Macだけは元気に生き残っている。その生命力にスティーブンジョブスの天才を感じないなんて、やっぱあなたは盗人(ぬすっと)ゲイツのマシンでも使ってなさい。

あ、話がそれちまったぜ。
そんな事は既に過去にもあったよ。NECの「独自規格」がIBM互換機にやぶれ独自規格を撤廃した。それまでは日本ではガラパゴスPC-9800の独壇場だったけどね。世界に通用するものを造って行こうよというわかりやすい話ですね。

さて、日本の「坂本龍馬くん」ほらほら君たちだよ。現代の政界にも「坂本龍馬」気取りも沢山いるし、オレ、人生まるで「さかもっちゃん」みたいと思っている経済界や、テクノクラートのあーた。早く日本ばどうかしてくれんね。ぼくは、そろそろベトナムなどに出かけ、中国の工場がもうコンテナは造っちゃらんばい。っていわはったら困るけん、新たな活路を探しとかんといかんとたい。

でもオレ、田舎生まれのやさぐれ育ちやから、そんなこと平気なんや。中国でも、ベトナムでもカンボジアでもどこにでも行くとばい。じゃね。ガラパゴス島の日本人さん。

ここから、華僑的人生絶賛論 (日本が生き残るために)

華僑(かきょう)は、中華人民共和国の中国共産党政府の定義によると、「中国大陸・台湾・香港・マカオ以外の国家・地域に移住しながらも、中国の国籍を持つ漢民族」を指す呼称である。外国籍取得者の華人に対しても使用されることがある。中国を愛し、中国の家族も大切にしながら、国際的に活躍するある意味インターナショナルピーポー(爆)である。

いや、もう日本人の生き方はそれしかないよ。華僑の気持ちになって華僑的生き方、日本版華僑人生を進めよう。中国にも色々学ぶ事は多いのだよ。いろいろ日本の皮肉も書くけど私がどんなに国粋主義者で帝国主義者(爆)かは知っている人は知っているでしょう。

日本がしぼんで行く前に、愛するのなら日本をどう支えるか本気で考えなくては日本の限界はそこ迄来ていると感じる事はありませんか?またしても「外敵」から狙われたのは「ガラパゴス日本」ではなく、世界ガラパゴス連合国だったけどな、今まで存在しなかったものが現れるとホントに世の中騒然となり、瀕死の状態になる。鎖国をしながら世界で戦わなければならないというこの異常な事態をどう感じますか?

でもね、これは「進化の兆し」ととらないといけません。これを機に進化する僕たち。DNAに強制的に話しかけて、新たな素養を作り出しましょう。そうなりましょう。そのためにガラパゴスの話を書きました。この話、コロナの話だったのよ、気づいてた?

あ、私のビーグル号はどこ? どこにでもあります。

コンテナ都市型住居3階建屋上付

都市型というのは、建蔽率も高く、隣家との距離も人が入るのがやっというようなレベルの詰まり方が不思議ではないような地域で、快適な生活が可能なように「光」や「風」が入るようなプランをした、京の町家がお手本になっているようなタイプの住居を言います。

着工時はお隣は駐車場で「空き地」でしたが竣工時にはお隣の駐車場にも建物が着工しました。都心部はそうやってお互いが「谷間」になっていってしまいます。そうなっても、光や風が入る快適な住居の設計を心がけています。

実際に、このような凹の場所が作られ、そこには光が差し込み、風が通る「光庭」が設定してあります。

3階建なのですが、別に1フロアは小さいんです。1Fはガレージ。特に「クルマ」好きのクライアントさんなので、その1階のガレージには2台の車が収容可能です。(縦列型ですけどね)。

2・3階が生活空間。

コンテナハウスとテレワーク

最新事業企画です。

たった今でも「コワーキングスペース」が盛況で、ちょっと困った感じになっています。3密です。

この騒ぎが終わってからでいいのですが。実は「コワーキングスペースのニーズ」に変化が出ます。郊外型のコワーキングスペースのニーズが高まるのです。今まで見向きもしてくれなかった「住宅街の駅そばが俄然このニーズに湧く」のです。

それは「Tele_work」が定着するからです。その有用性は兼ねてから言われていた事ですが、「働き方改革」の後押しも虚しく、理解しないおっさん上司たちはそれを広げませんでした。しかし必要に駆られて今は多くの企業が導入しています。

これは、事が終わってもその多くがそのまま導入し続ける割合が高いと考えられます。企業にとっても経費節減になるからです。おまけに都市構造も変わります。昼間人口の多い都市部から人が少なくなり、住宅地の昼人口が増加します。というか、都市部に昼間それほど流れなくなります。

それは本当は皆も望んでいる事でした。でもたった今の状況じゃ嫌な事があります。それは「家でやりたくない」という切実な願いです(爆)。「狭い」「うるさい嫁がいる」(爆)、「可愛いけど、遊べとうるさい子供がいる」(爆)、幸せなはずの構図は仕事の上ではそうでもありませんでした。あ、私は家でも大丈夫です。むしろ家から出なくてすむのはちっとも苦じゃありません(爆)。でも世の中の方々はそうじゃない。「仕事のオンオフはメリハリつけたい!」そう考えます。私はメリハリありません(爆)。起きているのか寝ているのか死んでいるのか生きているのか仕事しているのかうたた寝しているのかすら自分でもわかりません(爆)。

郊外住宅街駅そばのスペースに「コワーキングスペース」のニーズが俄然高まるのです。今までは「コワーキングスペース」はどちらかというと「都市部」でした。それはそれで今まで通りニーズはあるのですが、爆発的に増えるのが「郊外型コワーキングスペース」はい。供給しまっせ。高度な企画を一緒に作りましょう!あ、コンビニとCAFEとセットが望ましい(爆)。

さて、アフターコロナ特集(アフターコロナの仕事空間)を掲載しました。こちらもどうぞ。

Archigramの思い出 時代の寵児たちとコンテナハウス

アーキグラムの活動は1964年頃からだ。下図は「プラグインシティー」。やがて日本の黒川記章や菊竹請訓にも影響を与え、メタボリズムという思想のベースを作ったと考えられる。私はその時代の後に、彼らが広げた思想の影響を受けた時代の方々の洗礼を受けながら学生時代を過ごす事になる。当時建築を作らないこの建築家グループの活動は、ペーパーの上で行われた。ある意味、建築の構想の理念を明確に伝えるためには「ペーパーの上でしか作らない」という方法が、メディアを巻き込み、より効果を現す事になった。

「ピータークック卿」いかにも英国人らしいこの名前、しかもサー・ピータークック。


最近のパフォーマンス。近年では実作も作っている。それはそれでまたすごい。
彼らの活動を眺めていると、きわめて「哲学的」である。建築とは哲学である。という一つの考え方を明確に伝えている巨人たちである。

ロバートクロネンバーグ「動く家」

絵として記憶に深いのはこの「動く家」もそうである。やはりメガストラクチャーにたいして「消耗品としてのユニット」がはめ込まれていく。ユニットはもう建築ではないのかもしれない。彼らが考える建築はこのメガストラクチャーと、その思想に他ならない。

コンテナハウスとはいえ、わたくしどもはこのシステムに確固とした思想を持っている。ローバートクロネンバーグの動く家同様、「工業化システム」としての建築と「動的」性能を与える「ワールドワイドロジスティクスシステム」の融合、そして新たな材料として、その構築に対して見えないインフラのインターネットの活用だ。その中から「人間の空間」としてコンテナのシステムが空間を構成して行く。成長と代謝を繰り返す事が出来るシステムとしての建築だ。

3.11以降、建築家たちは何をしているんだろう。もっと国や指導者に対して影響を持つ建築家が率先して国を牽引していくべきだろう。大きなコンセプトをきっちりと根付かせなければ、地域の建築家など、どう動いていけばいいのか(思う事はきっちりあっても)影響力というか、実施権は何もないのだから取りまとめていく事は出来ない。国の組織としての設計力は「国土交通省」にはない。デザインをする機関ではないのだから当たり前だ。規範を作っていく事には長けているだろうが事態が事態なので困惑し手詰まり状態だ。

なぜかそういう震災後の対応を見ていて「アーキグラム」の活動の事を思い出していた。このような思想家としての建築家たちが動き出さないと道しるべをかざす事が出来ないのかも知れない。残念ながら私にも力不足だが、とりあえず出来る事はお手伝いしている。

Dedicated to United States Armed Forces 究極のHEAVY DUTYコンテナハウス

米軍や、防衛省、あるいは民生用としては防災用に開発した「HEAVY DUTY accommodation unit」。当社は右傾化企業ではないが、日本国を愛している。技術をベースにアートな活動を目指す建築家集団だ。

動的に変化する建築。
当社の建築は基本「移設」が可能な建築を開発しているが、ここに掲載するものは「動的に変化する」最もラディカルなシリーズだ。

その事そのものは建築基準法上微妙に感じるが、このスケールならば基本材料などに問題なければクリア出来るはずだ。ビューローベリタス・ジャパンには確認を取った。ここに掲載したものは米軍の為に開発したものだが、装甲板(謎)を普通の建材に変えて民生用に販売も可能だ。設置する場所の「用途地域」その他の規制に合うかどうかは、もし設置を望めばあなたの土地情報をください(爆笑)。チェックして差し上げます。

私の好みはA-3TYPEだ。庭においてやがてやってくる東海トラフ地震に備えたい。格納時の約三倍に居住空間が広がる。家族四人でも快適にとは言わないが、がれきの中よりは遥かに快適に過ごせ、太陽光発電とバッテリーによる蓄電でエネルギーも確保している。ウォータータンクには1ヶ月分の飲み水と、食料ケースには食料が備蓄されている。残念な事に「放射性物質対策」は施されていない。

快適さでは完全にA-2のものだ。なにせ拡張出来るにも関わらず、ハードトップだから風で揺れる事もないし、断熱性能も抜群だ。しかし価格が・・・・・。

当社の作品の盗作は後を絶たないが、これはムリだろう。(爆笑)

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コンテナハウスのリアリティ。寄宿舎としてのコンテナハウス。

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最もローコストなスケールに近いのがこのスケールである。
この図は14本だが、40FEETを16本使い460㎡のブロック(500㎡以内)を作るのが一番コストパフォーマンスが高い。寮や寄宿舎であれば最も防災系の設備のウエィトが低い。管理用のIT技術を導入すれば現実の安全性も法的設備とかぶらずに効率的だ。最大30室のブロックとなり、5ブロックで150人。共用施設として「食堂」などを別棟にすれば、この程度のボリュームをブロックとして集合させて行く程度がヒューマンスケールだろう。ホテルへの応用も効く。1ブロックで共用施設を作って合計6ブロック。

図面が思わぬ所まで勝手に出回るのであえて掲載。オリジナルは当社です。この計画は複数進んでいる。
著作権法で保護されております。勝手に他人の著作物を使わぬよう法治国家のルールを守りましょう。

謎のコンテナハウスに翼をさずける RED_BULL

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横浜に到着したコンテナは「謎」なカタチをしている。20FEETの大きさでありながらその一部は「階段」だ。実はこのコンテナ、箱部分と階段部分は分割出来るようになっている。接続したら20FEETの大きさになる。20FEETとして運ぶ為に合計20FEETのカタチをしているのだ。

海洋輸送用コンテナは主要なコンテナは2種の長さX2種の高さ=20FEET又は40FEETのH=2591mmかH=2986mmが圧倒的主流だ。このサイズを逸脱したり、運ぶ為のジョイント部のカタチがISO規格を外れるものだとするとなかなか「コンテナ」として、コンテナ船には積んでくれない。コンテナとして積んでくれないと、バルク船に積む事になり、輸送費は数倍になる。この物流用ISOコンテナとしての特性と、日本の建築基準法をクリアする特性の両方をクリア出来て初めて「建築用コンテナ」として日本国内に意味のある正式デビューが出来る。

いや、その事はそう簡単な事ではないのだ。特に「日本の建築基準法をクリア」するための製造環境や建築材料の入手ルート確保、もし内装部分まで色々と仕上げて持ってくるとすれば、さらに内装用の建材、電材、管材に至るまで「日本の国内法規」をクリアするJISものあるいはJASものを使わねばならない。nazo_01
横浜港のコンテナ船からコンテナが荷下ろしされる様子(本牧ふ頭)

「輸送用コンテナ」は20世紀最大の発明の一つである事は間違いない。その事もかつて書いた。そして21世紀最大の発明というか革命は「インターネット」だ。この偉大なる二つ(コンテナ)X(インターネット)が当社の「建築用コンテナシステム」だ。20世紀と21世紀の最大発明が掛け合わされて広がる世界が、これからの「コンテナハウス」の世界だ。その世界は実はとてつもなく大きい。そしてインターネットがどこで関わっているか・・・。それは秘密だ。

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コンテナハウスに翼をさずける..

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REDBULLがスポンサーになり、新木場のageHaにコンテナハウスの「DJ_ブース」が完成しました。
階段パーツは、後ろのスタッフ通路側に降りて行く階段として設置されました。

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仮想/現実社会_2重社会融合論 インターネットとコンテナハウス

インターネット仮想社会と現実社会が重なり両世界が現実社会そのものとなった

私がホームページを立ち上げたのは1995年だ。多分日本の建築家の中ではトップクラスに早い時期だ。ブラウザもネットスケープナビゲーターの前身Mosaicを使っていた事を覚えている。もちろんyahoo_japanもなく、まだまだ国内の検索エンジンはドラゴンサーチという個人が立ち上げた検索エンジンくらいだった。私は、当時この「インターネット」がデビューした衝撃に心を打ち抜かれ、もの凄い変革がやってくるこの数年に対して極度の興奮を覚えた事を記憶している。「大きな変革のきざし」それは、その時想像出来た範囲を大きく超えて変革は進んで行き現在に至っている。そして今は2014年。あれから19年が過ぎ、仮想空間と呼ばれたWWWの世界は実はすでに実態社会そのものと溶け込み、かつて大きな話題作となった映画(マトリックス)とほぼ同じ状態が現代社会だという実態に皆さんは気づいているだろうか。

そんな事も知らずにのんきにアナログの世界だけで生きて行けている人は仕合せなのか不幸なのかはどちらでもいいが、日々進んで行く仮想世界と現実社会の一体化はとどまる所を知らない。

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解りやすい例を挙げよう。アマゾンだ。あなたが街中に住んでいようと、田舎に住んでいようと、雨降りの中を濡れながら買い物に行く必要もなく、いってみたのに「欠品」していて、わざわざ出かけたのに欲しいものはゲット出来ず悔しい思いをするくらいなら、ネットでアマゾンに出かけ、欲しいものを注文すると、なんと次の日には届いちゃう。そんな便利さに慣れ、ついついアマゾンでお買い物をする今日この頃。そういえばアマゾンから最近はピンポイントで自分が気に入るような品物の情報が届き、またまた、ついつい買ってしまいます。アマゾンの画面にいってご覧なさい。トップページからあなたの興味あるものばかり。なんて親切なんでしょう。(爆)
IT技術と言いますね。ITとは一体なあに?インフォメーションテクノロジーの略称です。情報伝達技術のことなのです。そのテクノロジーは飛躍的に向上し、インターフェースは画面だけではなくその裏のコントロール技術も含め驚異的な発展を遂げているのです。

あなたのお買い物データはあなたの志向性としてストックされ、あなたの好みや興味の対象がアマゾンには筒抜けなのです。その志向性にマッチするものをアマゾンは自動的にセレクトして、対象商品がディスカウントされているときなどあなたにダイレクトメールを出します。ピンポーン。その通り、これが欲しかったんです。ワントゥーワンマーケティングの基本的手段ですが、あなたはあながち嫌ではない訳です。仮想世界があなたの生活の裏に張り付いてあなたをサポートします。別の言い方をすると、仮想世界があなたの生活の裏に張り付いてあなたをコントロールします。いや、私はいいの。私の好みを解っていてくれて私に有益な情報をくれるのですもの・・・・。ま、そんな感じです。メディアリテラシーの話と重なってくるのだが、解った上で上手な利用をしないとコントロールされてしまう可能性もあるのです。しかし、確実に仮想社会は現実生活シーンと融合をし続けています。切っても切れない関係になって来ています。

trance

融合は避けられません。圧倒的な利便性と単純な反応ではなく、あなたの変化にもついて行けるデータベースも作られ始めているのです。あなたの加齢も、子供たちの成長も見守っています。しかも一分のスキもなく、忘れる事もなくあなたの生活に「よりそう」カタチで優しくつきまといます(爆)。リアル店舗はショールームと化し、誰も実際に商品を買わなくなるでしょう(ちょっと大げさ)。さらに大きなあなたの情報をつかんでいるのはgoogleです。もう仮想世界ではあなたと同じ人格のモデルが形成され今後この人とどうつき合って行くかが検討されているのです。私とてそうさ、仮想社会にもう一人の私が棲んでいる。対峙するものではなくパラレルに生きる私のもう一つの姿として・・・・。まだまだトランスペアレントだが、次第にその影が強くなって来ている。そんな社会に馴染んで強く生きて行く方法は、その事自体をよく理解している事です。

sentochi

我が社ではコンテナに興味を持つ方々に積極的にアプローチし、その購買意欲をそそるような積極的IT活動は行っていないが、ほとんどのお客様は「インターネット上のHP」をご覧になってアプローチなさる。それは「コンテナ」というテーマがどちらかというとなかなかコアな世界だから「インターネット向きのテーマ」なのだ。しかしながら当社も仕事のフィールドが広がり、決してすべてのテーマが「コア」ではなくなってきた部分もあるので、そろそろインターネット以外の社会へのアプローチも始めた。インターネット上では色々なと問い合わせが増えてきたので、ネット上のカタログを整理し始めた。その運用もそう先の事ではない。