スマートコンテナを支える構造体

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例えばこのコンテナは「ラーメン構造」という(剛構造)という形式で作られています。ISOコンテナとは違った構造形式です。柱と梁が溶接で十分な強度で接合されている為、柱と梁のみで強固なボックスを構成しています。当社のコンテナは基本的にはこの構造方式をとっているのです。

この構造方式をとると、窓や出入り口が好きなところに取る事が出来ます。壁を構造としてカウントしていないからなのです。このガラスのコンテナはTBSの赤坂サカスに設置されています。時には飲食店に、時には車のショーケースにと季節によってその用途が変わっています。用途が変わるたびに、システム設計されているこのスマートコンテナの場合、出入り口さえ場所を変えたりしながらその時の動線に合わせてその取り付け位置すら変更可能なのです。

稼働に加え、プラン変更なこのコンテナ、ガラス張りなので少々お値段は張ります。

スマートコンテナというジャンル

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当社では、今までにない発想で作られ、ある種の新たな世界を作ろうとしているコンテナで、「輸送」は一つのキーワードにはなっているものの、「運ぶ為のキャリア」を超えたコンテナを「スマートコンテナ」と呼んでいる。当社の場合、おおむねそれは「建築用」ではあるが、建築基準法上の「容器」の概念に属し、「建築基準法」の縛りを受けないものも含まれている。

「容器」にあたるものは、「サーバールーム」・「蓄電池収容型ハイエンド筐体」・「プラント型で非常時以外、人が入らないもの」などがそれにあたる。これらは建築基準法の縛りを受けないのでISO型コンテナでも対応が可能であるが、結局のところそれなりにISOコンテナとは違ってくるので、やはり最初からその用途用のものをデザインして製造している。

建築でありながら、平屋で小規模のもの(4号建築用)のローコストバージョンも実は今開発している。きわめてISOコンテナに酷似しているが、建築基準法37条をクリアする「主要な構造体はJIS鋼材」を使った4号建築用躯体である。そのような開発は他社にはなかなか出来ないであろう。コンテナを知り尽くし、製造環境を整え、海外に赴く事を厭わない性格と不屈のデザインマインドに包まれなければ、ここへはたどり着かない。