離島建築向けシステム建築2題

離島は今や「たおやかに住むため」の手法として、刮目の的である。ゆるりと行きていくと言う選択、自分の時計で生きて行く。

しかしながらその離島では「建築」に困ってしまう。注文して2年先。つまり建設会社がない。選択肢がない。そんな要求に応えて「離島建築2題」。もういくつかの島に建設されている。

パーケージディールと言う手法。コンテナという選択肢。船で運べるコンテナだからこそ成り立つ企画。

20FEET_LAY_DOWN(横倒し型のパワーを見よ)

20FEETコンテナを横倒しにしたプロポーションで使うレイダウン型。この横倒しによってプラン的に16%の面積が増える。そして使いやすいプロポーションの平面となる。
少々天井が低くなるものの、コンテナ1台でこのプランが可能ならその使い勝手の良さは余りあるものとなる。当社のPAT.申請もの。ジョイントも普通じゃない。

国産コンテナハウスと国際コンテナハウス

この度諸般の事情で「純国産コンテナ」の開発をします(爆)。当社の長期的戦略の中でもその「予定」はなかったのですが、やんごとなき理由でとりあえずやれるかどうか打ち合わせが始まる。今まで、その(日本で作る)メリットって何もなかったんですがある事情でそれに挑戦しなければならない。

時々国産でやれるのか、あるいは国産で行ければ話は早いのだが、いつもそれは「コスト」によって阻まれて来た。そのコストのハードルは「無視」というプロジェクト。いいんですか?いいんですか?最後にやっぱやめとこって言わないですか?おっちゃんが国粋主義者である事は多くの方が知っておられる。しかしながら国外でコンテナを作っている理由は、実は「国際戦略」のシナリオの中で位置付けられているのだ。

コンテナ建築のもっとも凄い所は、実は「ロジスティクスを内包した建築躯体」という事を私は大きな意味として捉えている。あなたには関係ない事さ(爆)。わたくしどもの視点は「日本国」ではなく、「日本国を含んだ世界」なのです。しかも比較的貧しい後進国を目指している。建築の持つ初源的な「安心安全の住まいを安価に」それらの国に、システムとして供給したいのだ。日本ではコンテナ建築だろうが、在来工法の重量鉄骨だろうがそのコストに大差はない。

工場生産して効率が上がることによるアドバンテージ以外、「やる事はやらねばならない」のだから、大きな差があるはずがないのだ。しかも強烈な「建築基準法」のもとだ。でもそれは「安心安全」のための担保だからやらねばならない。日本ではない地域で「地震」等の災害の心配のない地域では、建築用のコンテナでもさらにシンプルで部材のサイズも抑えられる。

つまりもっとローコストに出来るし、コンテナ建築システムがもっと軽くなったら、「セルフビルドシステム」として供給が出来る。自分たちで建設できる「安心安全」の自助建設システムが出来れば、その事による「仕事」も発生し、単に「寄付」や「協力」による「開発」と違って、その地域そのものの力が増強される。そんなオープン部品としての建築システムに昇華させたいと願っているよ。

ダイアモンド_インデペンデント/20FEETカワイイ系別荘&テレワークルーム

最後の(最後の一台)リサイクル躯体を使った「概ね新品の特別作」
DIAMOND_INDEPENDENT
本日発売

早い者勝ち
この状態で
現地工事費用想定(200万くらいかな)は別として
ウワモノ本体(デッキ別)599万円でお渡しします。(太陽光発電、しかも追尾型)20kWバッテリー。iCEL_system付き
あの天才スティーブ・ジョブスの息のかかったバッテリーメーカーでっせ。
ウチとしてちょっと違うのは、「コンテナ外板」=コルゲートパネルを使ってない。というテイストがとっても違うバージョンで、ちょっとカワイイ系です。
超お買い得、別に新築と変わりません。
リサイクル部分は2ヶ月使った「構造体」のみ。
他は全て心臓、もとい、「新造」。

しばらく「単体コンテナデザイン」から外れます。複合型のパッケージディール&ハイブリッドに戻ります。

ご要望があればそれはいつでもどうぞ。

超絶天才企画(コンテナハウスXキッチンカー)

現代コンテナ建築研究所の超絶天才企画
(自分でいうか)

現在キッチンカーが流行っている。

設備投資が「店舗」よりも少なく、「客」がいるところに稼ぎに行けるからだ。場所を紹介する「不動産業」的なものも出現した。オフィス街の「昼食需要」などにも対応する。増えてくると、ポテンシャルの高い場所の「場所取り争奪戦」が熾烈を極めることだろうと思っている矢先に「コロナ」でその様相は変わった。オフィス街は人が激減、テレワークで売り上げ1/5。

逆に住宅街の昼食需要が増えるが、かつて客が押し寄せたオフィス街とは人口密度が違う。では、今度は走りながら、場所を変えながら、時間を知らせて売る。インターネット超活用だ。

そのように世の中の様相は常に変わっていく。

他の画面でも「厨房がキッチンカーで出来ているCAFE」の記事を書いた。本拠地のBASEがあるカフェだが、厨房が「キッチンカー」で出来ている。稼げるときは、出稼ぎに、稼げるならばどこにでもいく(爆)。

時間帯で言えば「昼間のランチ需要」狙いは「キッチンカー」で出かけ、夕刻からの飲食客には「本拠地」で普通に厨房としてセッテイングされて稼働するというようなやり方もありますね。本拠地にキッチンかーがいない時の顧客対応は、申し訳ないが「セルフ」の「ドリンクバー」で対応させていただくとかかな。

ぜひやりたいという方が出て来た。
激変時代を生き抜く飲食店企画。GO!GO!

ダイヤモンドユカイ というかカワイイオフグリッドハウス

超レアもの、現代コンテナ建築研究所の「ONE_OFF_デザインタイニーハウス」しかもオフグリッド仕様。1台のみ予約販売。 太陽光発電+リチウムイオンバッテリー10kW実装

ダイアモンドのような先端のデザイン。立体的に生活出来るプラン。僕と彼女は生き残る(爆)

予価730万円(365日X2年間=730)(いや、特に意味はない)
すみません。輸送費、建築確認申請、基礎工事、等の現地工事は別途です。

予約購買希望の方はメールでどうぞ。
instutute.container@gmail.com
現代コンテナ建築研究所:株式会社IMCA

バックショア_99(BACKSHORE_99)ワーケーション宿所

九十九里浜に位置するこの施設は、リモートワークなどの仕事や、もちろん観光の拠点などにも使える「安価な宿泊費」を想定した簡易宿所としてとりあえず「4棟」設置する事となった。

20FEETコンテナ1台で完結するコテージだが、コンテナをよくご存知の方なら、ちょっとプロポーション(平面的なタテヨコ比)が違うのに気付くだろうか。一般的なコンテナだと、室内の短手方向の内法は、ちゃんと断熱などすると、概ね2150mmくらいが限界でなかなかヒューマンなスケールではない(短い)。このプランは「特注のタテヨコの寸法を逆にしたオリジナルコンテナ」であります。もちろん無理やり「横倒しで使う」のではなく」、横倒しした時に構造的に正しい「柱と梁」の関係になっている。それによって室内の短て方向は2600mmほど確保出来るので、なんとなく日本家屋ではお馴染みの1間半を確保出来ている。これを運ぶ時は「普通のコンテナと同じ方向で積んで」くる。

また、コンテナ1台で完結させるという事がものすごくローコスト化に効果を発揮する。タイニーな1台完結コンテナハウスに期待してくれたまえ。

この1間半という寸法ががもたらすプランの自由度は大きく、何年も悩んで色々なプランのソリューションを探って来たが、これによっていくつもの悩みが吹き飛んだほどである。ただ、いいことばかりではなく、天井高さが低くなる。CH=2150mm.一般の住宅では2300から2400mmくらいが一般的なので、かなり低めだ。この方法でベッドルームのベッドを横置きにしても人が通れる寸法を確保した「RAKUTEN STAY MIYAKOJIMA」で実際に経験したが、数字で聞くと「ちょっと低いなあ」と誰もが思うのだが、実は上記の物件で「気づきもしない方が多い」(爆)。

なので、また実行する事としました。出来上がりが楽しみだ。

久米島リゾート住宅

コンテナならではの特徴を活かしたコンテナハウスの計画「転換点」の「久米島」Y邸。

このパッケージディールが今までにない、コンテナハウス業界にとって「転換点」になると豪語しているのには「訳」があります。

20FEETコンテナ2台でできているこの住宅は、実際の面積は4.5台分の面積を持っている。デッキまで入れれば6台分の面積となります。

この住宅を組み立てるための「鋼材」は、全ての部材がコンテナ2台に入る寸法で設計され、自身のコンテナの中に全材料が格納されて輸送される。つまり、この島(「現場」にやってきた時はシンプルに主構造体の「コンテナ2台」だけが運ばれてくる。

離島でなくてもそうなのだが、コンテナを輸送するにはそれなりの輸送費がかかる(一般建築でも資材の輸送にはコストは発生しているが)。特に離島の場合は船輸送という一般では発生しない輸送コストが発生し、その数字は莫大な輸送コストとなるのです。

今までのコンテナハウスの構造計画のやり方でコンテナだけで構成すると、例えばこれとほぼ同じプランを作るには、6台のコンテナが必要だった。つまりコンテナ4台分を「消した」事になります。久米島に運ぶ場合、1台に対して生産した「中国」からの輸送費で考えると、1台80万円ほどかかる。結果として4X80=320万円コストダウンした事になる。今までは鋼材も輸送用コンテナで別コンテナで運んでいたので、合わせて400万円のコストカットだ。

もちろん「鋼材でハイブリッドな構造で作り出す空間」にコストがかからないわけではないが、間違いなく「輸送コスト」は大きく消滅しているし、その効果は膨大だ。これが離島でなくて一般的立地、「本土の関東近辺」としても、海外からの船輸送と、現場までの陸上輸送コストは4台分で120万ほどがかかるので、その分がコストカットになるのです。この程度の面積の住宅や宿泊施設としては大きなコストダウン効果となります。

この「パッケージディール第一号」の残工事はあと少し、外構工事が残っていますが、建物はほぼ完成し、現場の久米島でももう話題の物件となっています。

AFTER_CORONA時代の完全個室コワーキングスペース(住宅街立地)

After_corona時代のコワーキングスペース、出たー!得意の斜めコンテナ。

全室個室ブース型
テレワークで会議があってもお話しできます。
全室「新鮮外気給気方式」
つまり個室は「陽圧」型で室内空気は他の部屋から入って来ません。
それでもロビーでソーシャルディスタンスをとった共用空間はあります。

会社から「telework手当を通勤費程度(25000くらい)もらって、あとは小遣いで入ってね。40,000/月でどうよ。

うるさい子供も、おっかない嫁もいないところで仕事に専念してください(爆)。
住宅街の駅近展開。